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柳葉篆(笹文字)

何年かぶりの紹介となりますが、江戸時代の篆刻家、池永道雲の一刀万象の模写と思われる印譜です。

池永道雲 一刀万象

はっきり「一刀万象の模写」と言えばいいのかも知れませんが、他の印影も混ざっている可能性もありますので、「と思われる」にとどめておきます。

池永道雲 一刀万象

これは実押しではなく、印刷でもなく、朱墨と白とで書かれたものです。

紙は再生紙が使われていて、それを見ますと大正時代に作られたものと思われますが、なぜ印刷ではなく全て朱墨で手書きされたのかは不明です。

池永道雲 一刀万象

普通、印稿を書く場合は黒い紙に朱墨で書き、修正を黒墨で行いながら書く事が多いのですが、これは朱墨で書いたまま修正はほぼされておりません。

相当な技量の人が書かれたものと推測します。

話は飛びますが、この中↑に頭の中で企画したままの作風が・・・・

池永道雲 一刀万象

またまた話は飛びますが、池永道雲と言えば私の中では素晴らしい柳葉篆(笹文字)です。



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Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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