正真正銘の手彫り印鑑
手彫り印鑑の彫刻工程写真です。
ブログの更新が出来ておりませんでしたが、手彫りの工程写真の紹介は凄く久しぶりです。
まずは、ブログ掲載をご容赦いただいたお客様に心からの御礼を申し上げます。

篆刻台(彫刻台)の木目と筆の穂先をご覧下さい。
かなり小さな印章である事がお分かりいただけるかと思います。
何と今回は9ミリです。

写真は拡大しておりますのでご覧になる方はピンと来ないかも知れませんが、9ミリ丸の中にこの画数を逆さ文字で手書きする事自体大変技術が必要な作業です。
(手彫りの定義として手書き文字を転写する方法も認められています : 今回は転写ではありません)

字入れの次は荒彫りです。




荒彫りの次は仕上げです。

古き良き時代に多かった太輪・細字(中輪細字)の篆書体です。
ブログ編集者
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全てのお店を検証する事は不可能ですので私見ではありますが、「手彫り印鑑」として販売されている印鑑(印章)の99.9%は手彫りされたものではありません。
(一部の手彫りでは「手彫り」と呼べず、全工程を手仕事で行って「手彫り」と呼べます)
ここで業界裏話を・・・
その前に予めお伝えしておきますが、私はネット上で業界に蔓延るデタラメを公開してから15年近くになります。
そこで同業者さんの様々な人と討論したりした「まとめ」であり、個別の人やお店、団体を指した話ではない事をお断りしておきます。
同業者さんと「自分のお店で手彫りをしているか」について討論すると面白いですよ。
お客様には絶対に見せない顔が見られます。
「うちはきちんと手彫りしているよ」という人でも、「じゃぁ、今回のような写真を付けましょう」と言うととたんに顔が曇ります。
「仕事に集中するから写真は撮れない」とか「デジカメ苦手なんで・・・」とか高性能のスマホを持っていながらそう釈明します。
デジカメじゃなくてもいいのにね。
話を突き詰めますたいてい怒り出します。
「第一にお客様が喜びます」と言っても聞く耳を持ちません。
更に討論を続けますと「写真なんか100%の証明にならない」「文句あるなら店に見に来いって言ってやるよ」という人も多いです。
いや~怖い 怖い
私は「写真を撮れば100%の証明になる」とは言っていないのですけどね。
ここでまたまた私見ではありますが、私の経験上から自信を持って言える事があります。
「工程写真なんか撮っても100%の証明にはならない」
「写真なんかルーターで彫っても手彫り風に撮れる」
「手彫りする事よりもいい文字で彫る事の方が重要」(※)
「工程写真を撮ってお客様に差し上げましょう」という提案にこれらの言葉で反論してくる人は手彫りをしていない人ですね。
最後に(※)について
これは言葉の一部を切り取られては困るので、全体の文脈で解釈してもらいたいのですが、「手彫りする事よりもいい文字で彫る事の方が重要」という事は間違ってはいないと思います。
ハンコは印影が効力を持つ道具です。
強いて言えばですが、作る工程よりも結果の方が重要です。
でも、大切な事があります。
「手彫りではない印章を手彫りと呼んではいけない」
これ、お客様目線で考えれば最も重要な事の一つではないでしょうか。
「工程写真の撮影」これ、凄く効きますよ。
ブログの更新が出来ておりませんでしたが、手彫りの工程写真の紹介は凄く久しぶりです。
まずは、ブログ掲載をご容赦いただいたお客様に心からの御礼を申し上げます。

篆刻台(彫刻台)の木目と筆の穂先をご覧下さい。
かなり小さな印章である事がお分かりいただけるかと思います。
何と今回は9ミリです。

写真は拡大しておりますのでご覧になる方はピンと来ないかも知れませんが、9ミリ丸の中にこの画数を逆さ文字で手書きする事自体大変技術が必要な作業です。
(手彫りの定義として手書き文字を転写する方法も認められています : 今回は転写ではありません)

字入れの次は荒彫りです。




荒彫りの次は仕上げです。

古き良き時代に多かった太輪・細字(中輪細字)の篆書体です。
ブログ編集者
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全てのお店を検証する事は不可能ですので私見ではありますが、「手彫り印鑑」として販売されている印鑑(印章)の99.9%は手彫りされたものではありません。
(一部の手彫りでは「手彫り」と呼べず、全工程を手仕事で行って「手彫り」と呼べます)
ここで業界裏話を・・・
その前に予めお伝えしておきますが、私はネット上で業界に蔓延るデタラメを公開してから15年近くになります。
そこで同業者さんの様々な人と討論したりした「まとめ」であり、個別の人やお店、団体を指した話ではない事をお断りしておきます。
同業者さんと「自分のお店で手彫りをしているか」について討論すると面白いですよ。
お客様には絶対に見せない顔が見られます。
「うちはきちんと手彫りしているよ」という人でも、「じゃぁ、今回のような写真を付けましょう」と言うととたんに顔が曇ります。
「仕事に集中するから写真は撮れない」とか「デジカメ苦手なんで・・・」とか高性能のスマホを持っていながらそう釈明します。
デジカメじゃなくてもいいのにね。
話を突き詰めますたいてい怒り出します。
「第一にお客様が喜びます」と言っても聞く耳を持ちません。
更に討論を続けますと「写真なんか100%の証明にならない」「文句あるなら店に見に来いって言ってやるよ」という人も多いです。
いや~怖い 怖い
私は「写真を撮れば100%の証明になる」とは言っていないのですけどね。
ここでまたまた私見ではありますが、私の経験上から自信を持って言える事があります。
「工程写真なんか撮っても100%の証明にはならない」
「写真なんかルーターで彫っても手彫り風に撮れる」
「手彫りする事よりもいい文字で彫る事の方が重要」(※)
「工程写真を撮ってお客様に差し上げましょう」という提案にこれらの言葉で反論してくる人は手彫りをしていない人ですね。
最後に(※)について
これは言葉の一部を切り取られては困るので、全体の文脈で解釈してもらいたいのですが、「手彫りする事よりもいい文字で彫る事の方が重要」という事は間違ってはいないと思います。
ハンコは印影が効力を持つ道具です。
強いて言えばですが、作る工程よりも結果の方が重要です。
でも、大切な事があります。
「手彫りではない印章を手彫りと呼んではいけない」
これ、お客様目線で考えれば最も重要な事の一つではないでしょうか。
「工程写真の撮影」これ、凄く効きますよ。