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明治時代の角印

何度も書いている事ですが、明治時代の印譜は大変参考になります。

家電製品は日進月歩で変わってきますし、洋服などは時代によって流行り廃りがありますよね。

印鑑(印章)も時代と共に変わってきましたが、お客様の中には「昔のままのスタイルがいい」という方も

結構多く居らっしゃいます。

その様な昔のままの作風を考える上で参考になるのが、当時の資料です。

印章の歴史を始めまでに遡ると膨大になるので、印章が庶民も使う様になったここ150年位を考えますと

大きな変化は2回ありました。

1回目は明治6年の太政官布告により庶民に印章が広く使われる様になった「進化」と、

もう一つは昭和40年代の印相体を始めとする開運印鑑の流行による「退化」です。

ですので、江戸末期から昭和40年代までの印章資料は、大変貴重なものだと言えます。

(江戸末期からが重要な理由は、明治6年を挟みその前後でどの様に変わったかという事がわかるからです)

前置きが長くなりましたが、印章業界の 「退化」 以前(昭和40年代以前)の印影をご覧下さい。

(これは明治時代の印譜です)

明治時代の印譜

明治時代の印譜

どっしりとした太枠に、細い篆書体でバランスを整えております。

お客様からたまに相談されるのですが、太枠があるのは例外を除いて篆書体だけです。

もちろん楷書体とかで太枠も出来るのですが、枠が太くて文字も太いと印影がボテッとしてしまい締まりがなくなってしまいます

ので、太枠は基本的に篆書体(細篆書体)のみとなります。

明治時代の印譜 太枠・細字


角印 印相体 明治時代の印譜

お医者さんの印鑑ですね。

サイズは測りませんでしたが、10.5ミリ程度の小さな印鑑です。

角印 個人 明治時代の印譜

こちらは銀行さんの印鑑のようです。

印相体 吉相体 開運印鑑


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Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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