FC2ブログ

明治時代の印章カタログ

いつもと似たタイトルですが、「印譜」と「カタログ」の違いはわかりましたでしょうか。

サブタイトル「勿体振り」

漢字で書くとよく意味が伝わらないと思いますが、要するに出し惜しみです。

印章資料をケーキに例えます。

異論はあるかも知れませんが、ケーキの華は苺だと仮定します。

苺を食べるタイミングは人それぞれだと思います。

・真っ先に苺を食べる人
・一番最後に苺を食べる人
・後半に苺を食べる人
・順番は気にしない人

私は後半派ですね。

これを読んで「何のこっちゃ?」と思われる人も居ると思いますが、自分のお気に入りの印章資料をいつ紹介するかです。

ブログ記事は600話を超えましたが、まだ紹介していない資料もたくさんあります。

「苺は後半にとっておく」とはこの意味です。

明治時代の印章カタログ  印相体

今まで大正時代の印章カタログは何度も紹介させていただきましたが、明治時代の印章カタログはほとんど紹介していません。

「明治も大正もそう変わらないだろ?」

と思われるかも知れませんが、印材の形状など大正時代とは明らかに異なります。

2寸丸棒(=一般的な実印の形)などは、まずありません。

ですので、一部印相屋さんが「印鑑の長さは60ミリである必要がある」という話は伝統的な話ではないという事が

資料からも裏付けされます。

もちろん印相体が作られる前ですので、書体見本に印相体はありません。

明治時代の印章カタログ 

朝明? いえ、明朝体です。

「えっ?いくら明治時代でも木口に明朝体なんて使われていたの?」と思われるかも知れませんが、ゴム印と共用の見本で

明朝体はゴム印の事ですね。

手彫り護謨印 印相体・吉相体・篆書体

実は苺(明治時代の印章カタログ)は前にちょこっとだけ紹介していました。 (この写真は再利用です)

右から左へゴム印が護謨印と書かれていますね。

驚きだと思いますが、ゴム印は手彫りより鋳造が先に生まれたという事はご存じでしょうか。

ゴム印は木口より歴史が浅く、鋳造ゴム印は舶来し、手彫りゴム印は日本で生み出されたもので、信じられないでしょうが、

歴史で言いますと、鋳造の方が早いのです。

ちなみにこれは老舗のおそば屋さんから聞いた話ですが、蕎麦の麺も手打ちより機械打ちの方が早かったとの事です。

「いくら何でもそれは間違いでしょ?」と私も思いましたが、昔の蕎麦は今の様に細い麺状ではなく、お団子の様で

形が大きく違っていたので、今の様な細麺にして食べる様になったのは、製麺機が出来た後になってからとの話でした。

まあ、これは私が調べた事ではなく、知人から聞いた話ですので・・・


ブログ編集者


プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR