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印鑑帳

久しぶりの紹介となる江戸時代の印鑑帳です。

現在の印鑑登録制度の原点となったもので、江戸時代の庶民の実印が登録されている当時の公文書で大変貴重なものです。

1名分ずつ和紙で印鑑が貼り付けられている帳簿で、紙が剥がれやすく折れやすいので、私自身必要がある時以外は

開きません。

「必要がある時」とは、取材かブログに載せる時ぐらいなのですが・・・

印鑑帳 江戸時代 印相体

印鑑帳を紹介する度に書いている気がしますが、現在の淡路島にあった村のようです。

印鑑帳 江戸時代

雑に扱っている訳ではありませんが、これがパラパラと剥がれてきてしまうのです。

だから滅多な事では開かない様にしています。

印鑑帳 江戸時代

天保2年に印鑑登録されたもののようです。

印鑑帳 江戸時代 印相体

古文書は印鑑(印影)のみでなく、達筆を見る楽しみもあります。

印鑑帳 江戸時代

薄いのが残念ですが、薄いながらも鮮明な印影で、細枠・細印篆で無理に空間を埋めず、先日も書きました通り

輪(円)の中に四角い文字スペースが作られているのが明確にわかりますね。

古い官印(公印)はほぼ全て四角でしたので、篆書体もそれに合わせて四角が基本となる印篆が作られました。

角印用に作られた篆書体でも、丸の中にもきちんと収められる事を、この印影は示しておりますね。

いつもと同じセリフですが、素晴らしい印鑑です。

余談ですが「素晴らしい印章」ではなく、今回は堂々と「素晴らしい印鑑」と言えます。


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Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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