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藩札の印鑑

藩札を紹介するのは久しぶりです。

今回紹介する藩札は以前に紹介したつもりで居りましたが、記事を探せなかったので、もしかすると未紹介かも知れません。

播磨國私人札、一銀五拾目也 (慶応四年五月) 

藩札 分銅型印鑑 印相体

この石田源十郎札は仕様が異なるものがいくつもありますので、前に紹介したものは別仕様のものかも知れません。

藩札は印鑑の宝庫なのですが、何故か印章業界ではほぼ注目されません。

印を学ぶにはもってこいのものなのですが、何故なのでしょうかね。

それはさて置き、押されている印を紹介します。

藩札 分銅型印鑑 印相体

あまり写りがよくありませんが、栁葉篆のようですね。

藩札 分銅型印鑑 印相体

畳篆(じょうてん)風の太枠・細篆書体という素晴らしい印鑑です。

藩札 分銅型印鑑 印相体


藩札 分銅型印鑑 印相体

これも太枠・細字の畳篆風で江戸情緒あふれる素晴らしい印鑑です。

中陰分銅 印鑑 印相体 藩札

これは字に重なっているので見づらいですが、分銅型に篆書体の八方崩しで彫られた印鑑です。

藩札には多かったものですが、今では幻になってしまった貴重な印鑑です。

藩札 分銅型印鑑 印相体

太枠にしっかりと空間を確保した細篆書体です。

端正に彫られた素晴らしい細篆書体ですね。

藩札 分銅型印鑑 印相体

そしてこちらは裏面です。

遠目に見ても凄い印鑑である事がわかりますね。

藩札 分銅型印鑑 印相体

親子二重枠に印面いっぱいに文字を広げた素晴らしい印篆です。

藩札 分銅型印鑑 印相体

次は圧巻、親子二重枠の中陰(ちゅうかげ)分銅型に、篆書体の八方崩しが彫られた素晴らしい印鑑です。

印文(彫られている文字)は何かわかりますか?

何と彫られているかわからないところが印相体とは明らかに違う事を証明しております。

(他に細字である事も印相体ではない証しとなります)

藩札 分銅型印鑑 印相体

上の分銅型に目を奪われがちですが、こちらもどっしりとした太枠(親子枠)に印篆と篆書体の八方崩しが彫られた

素晴らしい印鑑です。

藩札は江戸時代の印鑑を知る上で貴重な資料となりますので、今からでも印章業界で注目を浴びる事があればいいと

思っております。


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Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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