FC2ブログ

印鑑簿

何回目かの紹介になる印鑑簿です。

手彫り印鑑 印鑑簿

この分厚い帳簿は全て印鑑の記録です。

昔の庶民の印影が見られる貴重な資料です。

手彫り印鑑 印鑑簿

今回は順番でこちらを紹介させていただきます。

手彫り印鑑 印鑑簿

この時代の典型的な作風である中輪細篆書体です。

手彫り印鑑 印鑑簿

これは小判型ですが・・・

どうしてこんな斜めに押してしまったのでしょうか 。

真っすぐに押すのはなかなか難しいですが、やはりハンコはなるべく真っすぐに押しましょう。

印鑑をまっすぐに押すには上下のしるしが重要です。

手彫り印鑑 印鑑簿

こちらは楷書体。

手彫り印鑑 印鑑簿

そしてこちらは草書体。

江戸時代はほぼ全てが篆書体でしたが、明治以降庶民に印鑑が普及すると、印章基本六書体で作られました。

印章基本六書体とは、篆書体、隷書体、楷書体、行書体、草書体、古印体の六つです。

印相体は印章基本六書体には入りません。

(印相体が印章基本六書体に入らない理由はこちらの記事をお読みいただければわかるはずです)  

手彫り印鑑 印鑑簿

角印が目立ちますが、右上の実印は画数の多い文字と画数の少ない文字の組み合わせでも違和感が

生まれないよう工夫された字配りです。

手彫り印鑑 印鑑簿


手彫り印鑑 印鑑簿

達筆ですが、住所が書かれている為に一部モザイクにしました。

明治五年と生年月日が書かれています。  (書類の発行日ではありません)

江戸時代から明治になり、まさに文明開化のまっただ中という頃でしょうか。

「タイムスリップしてこの時代を覗いてみたい」など考えても当然無理ですが、こういう書類から当時を

想像してみるのもいいものだと思います。

ブログ編集者

プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR