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印鑑簿 (小判型・巴ほか)

もう何回も紹介している印鑑簿です。

手彫り印鑑簿 

今やありきたりの言葉になってしまった感じはありますが、「古き良き時代」である昭和以前の実務で使われる印鑑の

大量の記録があるこの分厚い印鑑簿は、印章業界の貴重な財産であるといえると考えております。

手彫り印鑑簿 

偉そうな事を言ってしまい失礼致しました。

例によって(ご存命ではないとは推測しますが)住所、氏名、印鑑の三点が揃っている帳簿ですので、一部モザイクで失礼します。


手彫り印鑑簿 小判型 伊藤

楷書体ですので一見ありきたりの感じがしますが、手彫り印鑑で楷書体を彫るのは初心者には難題で、熟練の技術が

必要です。

一般の方に篆書体は見慣れてなくても、楷書体は誰もが馴染んでいる書体だからです。

また、篆書体は1つの文字で複数種類があるので、作風も多様になりますが、

楷書体は新旧俗字や職人の個性こそあるものの、篆書体のように多様化されていない為です。

手彫り印鑑簿 池田

誤訳防止の為、ブログ上では印文を読まない方針ですが、これは池田さんです。

ちょっと変わった作風ですが、池と田が調和していますね。

手彫り印鑑簿 明治生まれ

明治元年4月7日生まれとありますが、Wikipediaによりますと↓

「慶応4年9月8日より明治に改元したが、『慶応4年をもって明治元年とする』としているため旧暦1月1日に遡って適用される。」

とありますので、江戸時代の年号に換算すると慶応4年4月7日生まれになりますね。

法的な位置付けは別として、実質的に9月8日から明治時代と考えますと、江戸末期の生まれという事になります。

印刷物(=近代的)に江戸時代の名残りがあると不思議な感じがしてしまうのは私だけでしょうか。

(前も似た様な事を書きましたね)

手彫り印鑑簿 1

続いてこちら、随分丸みがありますが一応小判型です。

珍しい巴のフルネーム印ですね。

しかも篆書体と古印体の混合で、「石」という篆書体が特徴的です。  (でもきちんと字典に載っている形です)

手彫り印鑑簿 

篆書体の五十嵐様、「嵐」の「山」が欠けてしまったのか、わびさびなのかは不明ですが、丁寧に彫られた素晴らしい印鑑です。

手彫り印鑑簿 栃木伊藤銀行

手彫りゴム印も素晴らしいです。

「栃木伊藤銀行」  聞いた事ありませんが、検索すると出てきます。

インターネットは「正しいものを見分ける眼」をもって使えば便利なものですね。

但し、印鑑を検索する場合は気を付けて下さい。

「開運印鑑を知るには印相体を知る必要があります」

正しい「眼」をもって満足できるものを探しましょう。


手彫り印鑑簿 

これは形の整った古印体ですね。

文字が一部途切れておりますが、これが正しい古印体です。

手彫り印鑑簿 

最後は太枠細字篆書体です。


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プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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