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広がる造形の美

今回は偉そうなタイトルにしてしまいました。

古い印譜からの印影紹介なのに「古くて何が広がるのか?」と言われてしまいそうです。

まずは明治時代の実務印 印譜から。

明治時代の手彫り印鑑

私なんか、この遠目の写真一枚だけでいろいろな思いが広がります。

主に実務で用いられた法人用印鑑の印譜ですが、どうです? 今よりずっとバラエティーに富んだものだった

事がおわかりいただけるかと思います。

近年の作風がバラエティーに欠ける様になってしまった原因は、職人の不足(機械で作成した印章の増加)と

印相体をはじめとする開運印鑑の登場によってです。

前者は説明しなくてもわかると思いますが、後者の開運印鑑がその理由の一つとは。

「凶相 印鑑」 とか「凶 印鑑」 というキーワードで検索してみて下さい。

古くからある素晴らしい作風を、ペテン師達が凶だの縁起が悪いだのデタラメなセールストークを並べ、

あたかも昔からの言い伝えであるかの如く否定してしまっている影響です。

(このデタラメなセールストークはインターネットが普及する前からありました)

こんな開運印鑑商法に、老舗のお店までも真似してしまい、印章業界そのものが腐ってしまっている事も

バラエティーが少なくなった原因の一つです。

まあ印章業界の悪口を言うより腐敗を正す事の方が大切ですので、今日の辛口はこの辺でやめておきましょう。


お口直しに明治時代の素晴らしい印譜を続けます。
明治時代の手彫り印鑑

明治時代の手彫り印鑑

先日 「この様な作風↑は黒肉の方が似合う」 と書きましたが、朱肉で押された印影もなかなかいいですね。

明治時代の手彫り印鑑

よく割印に使われる形の小判型で親子枠と一本枠、なかなかいいですね。

明治時代の手彫り印鑑

商標入りの印鑑、印影自体は素晴らしいのですが、下の部分が少しピンぼけになってしまいすみません。

p1984.jpg

撮影した時は気付かなかったのですが、これはどうやら印影が滲んでいるようです。

明治時代の手彫り印鑑

太枠細字の小判型法人印です(右)

今はまずありません。

明治時代の手彫り印鑑

一番上の写真の右から5印影のみの紹介でしたが、珍しい作風のみをピックアップしたのではなく、順番に

紹介しただけでこのバラエティーさ。

やはり印鑑は流行を追う物ではなく、古いものを見習うべき類のものだと思います。

ブログ編集者


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1月16日のブログに 「『郊外散策』冬の楽しみもある」 と書きましたが、その一つを・・・

休みの日はなるべく郊外へ行き気分をリフレッシュするようにしておりますが、ただ単に行くだけではなく

凄く大げさに言えば、緑の保護の活動をしております。 (他に石碑や扁額巡りもたまにしますが)

もう一度言いますが、あくまでも「大げさに言えば」の話です。

そのご褒美として、冬には緑からいただいたもので楽しみます。

これです。

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

自然の中での焚火は、童心に戻った様な気分になれ、それに加え暖も取れるので冬は最高です。

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

一時間もすれば、この様な落ちついた状態に。

そしてここから楽しみが・・・

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

焚火と言えば焼き芋。

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

時間に余裕があれば失敗も少なく、簡単に作れてしかもおいしいです。

焚火でCO2排出?

「緑の保護」のご褒美ですから、きっと地球も許してくれると思います。

と最後はかなり大げさな言葉になってしまいました。
プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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