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日本國賞勲局印

タイトルの通り、賞勲局の印です。

このブログを懇意にお読みいただいている方、もしくは「業界を批判している腹立たしい奴のブログ」として日々ここを

チェックしている印章業界の方は、「これは再登場でしょ?」と思われるかも知れませんが、この印影は初登場です。

日本國賞勲局印

印影右側は3文字、中央と左は2文字ずつ。

文字数が異なる場合でも違和感なく並べられるのは、篆書体だからできる字配りです。 
(古印体でもその様に配置する場合があります)

これが仮に楷書体だった時の事を想像してみて下さい。

楷書体の見本は載せておりませんので、想像だけで恐縮ですが、その違いは想像だけでもおわかりいただけますよね。

親子二重枠に文字と枠との空間を十分生かした素晴らしい印鑑です。


ちなみに再登場の印影は戦前のものであるこちら↓です。

大日本帝國賞勲局印

作風はほとんど同じですのでそっくりですが、印文(彫刻文字)は「大日本帝國賞勲局印」です。

3文字ずつの印文ですが、横に線を引くと均等な字配りではない事がおわかりいただけるかと思います。

画数の多い文字と少ない文字を、縦長が似合う文字とそうでない文字など、様々な角度から文字バランスを考えて

字配りをするのがきちんとした印鑑です。(もちろん均等がいい場合も多くあります)


これは二重枠、太枠、細篆書体、空間を十分に生かした作風、どれをとっても印章として素晴らしいものです。

さすが勲章を発行する賞勲局ならではの印鑑です。

太枠や二重枠、枠から文字を離す印は凶相?

いえいえ。

そんな言い伝えが本当にあるならば、伝統やしきたりを重んじる賞勲局が印章に用いるはずはありません。

凶相だ何だというペテン師のセールストークも、賞勲局印の前にはなす術もありません。

あっ、このくだりは再登場ですね。

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Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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