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朱白混合と心越の扁額

明治時代の印譜からです。

明治時代の手彫り印鑑


最初は向かって右下の印影から。

明治時代の手彫り印鑑

隷書の朱文と白文、細篆書体とロゴ、そして区切り線がいいバランスで入った太枠の角印です。


明治時代の手彫り印鑑

完全な二重枠ではないものの、外枠は太枠で、内側は一部ではありますが細枠部分があり、

親子二重枠の雰囲気を出しています。

「あまり拡大して見てしまうのは良くない」 と口癖のように書いておりますが、やはり見るのは原寸がいいです。

どちらも今はほとんど見られない「古き良き時代」の素晴らしい印鑑です。

(この様な朱文と白文が一つの印鑑で存在する作風を朱白文相間印と言います)

ブログ編集者


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もう間もなく10月になろうという頃ですが、夏季休暇中に訪問した写真を今回も紹介させていただきます。

「いつまで続けるの?」という声もあろうかとは思いますが、夏季休暇中の写真は今回で最後です。


東京都杉並区高円寺南にある普明山 西照寺です。

手彫り印鑑 明治印譜と心越

心越揮毫(心越が書いた文字)の扁額です。

素晴らしい隷書体ですが、ちょっとピンボケ気味かも知れません。

本堂や庭も撮ったのですが、どれもうまく撮れていませんでした。

まあ、写真より実際に見てみる事が目的なので構わないのですが、少々残念です。

手彫り印鑑 明治印譜と心越

上 心越子章(朱文)

下 東皐野老(白文)


手彫り印鑑 明治印譜と心越

中央部に見える小判型を下に拡大しました。

手彫り印鑑 明治印譜と心越

印文は「曹洞正宗」です。

これは印影ではなく、扁額に彫られたものですので柳葉篆の特徴はあまり見えておりませんが、

実物の印影は「これぞ今體派(きんたいは)」というのにふさわしい素晴らしい印影です。


お寺の前(道路)は質素な雰囲気の通りでしたが、意外と人通りはありました。

しかし通る人は、おそらくこれが江戸時代の偉大な篆刻家(書家・画家)の作品だとは、誰も気付いていない

事でしょう。

今回も資料を見ての訪問でしたが、資料を見なければ誰も気付かないという様な 「隠れた扁額めぐり」

全くの自己満足ですが、結構楽しいですよ。


ブログ管理人







プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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