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印鑑証明書

明治40年の印鑑証明書です。


印鑑証明書の手彫り印鑑



ブログで同様の説明をよくしておりますが、明治40年=1907年

2013年の今からですと106年前となります。

106歳で健在の方も居らっしゃるかとは思いますが、うまれたばかりの赤ちゃんに印鑑証明書は

考えられません。

では、昔は15歳位で大人並みだったと考え、15歳時の印鑑証明書と仮定しても現在は121歳となります。


印章資料、印影資料の公開であれば問題ないと考えておりますが、念の為実名はモザイクで隠しました。

(後ほど印影はモザイク無しで公開しておりますが、本人が特定できない印文です)

印鑑証明書の手彫り印鑑

用紙の右側に自筆で書いて、左に証明印をいただくという形式だったようです。


印鑑証明書の手彫り印鑑

今ではゴム印が使用されているような箇所も木口印章が使われているのがこの頃は一般的でした。


印鑑証明書の手彫り印鑑



印鑑証明書の手彫り印鑑


最後になりましたが、印鑑証明書の印鑑(印影)です。

印鑑証明書の手彫り印鑑

柳葉篆で彫られた印影ですが、印文が本人名と若干異なっていますので、印文からご本人様が

特定されてしまう事はないと思っております。

仮に特定されてしまっても120歳位のお方ですので、きっと大目に見てお許しいただける事でしょう。



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「篆額・扁額巡りの旅」

今回はとても旅とは言えない距離で、場所は東京都墨田区向島にある三囲神社です。

私のお店から徒歩でも行ける距離ですが、日中は仕事の為なかなか行く機会がとれなく行けず仕舞いでした。


仮称「篆額・扁額巡りの旅」は、旅行やドライブをしている中、何気ない神社仏閣にふと立ち寄ったところ

予想しなかった素晴らしい篆額や扁額を発見という偶然の出会い(出会いとは大袈裟ですが)を楽しみに

始めたものですが、今回は偶然ではなく前から見たいと思いを抱いていた石碑が目当てでやってまいりました。

「偶然の産物」を楽しみにしている私としてはちょっと反則ですが。


三囲神社 扁額

三圍神社(三囲神社)と書いて「みめぐりじんじゃ」と読むそうです。

境内へ入って早々に驚きました。

平均ではどの位というのはわかりませんが、他の神社に比べて石碑が多いです。

石碑マニアにはたまらない神社ですが、私はマニアを自称するにはまだまだ初心者というところです。


三囲神社石碑 渋沢栄一


三囲神社石碑 渋沢栄一

三囲神社石碑 渋沢栄一

篆書は渋沢栄一の書のようです。

(正しいか否かはもう少し念入りに調べる必要ありますが、目的外の石碑でしたので精査しませんでした)





三囲神社蒙恬将軍の碑



三囲神社蒙恬将軍の碑

次に秦蒙将軍の碑ですが、私が知ったか振りの説明をして間違えてしまってはいけませんので説明は下の写真で。

(秦蒙将軍=蒙恬将軍との事です)

三囲神社蒙恬将軍の碑

ただ、篆書は誰の書かは説明ありませんでした。

三囲神社蒙恬将軍の碑

石碑には黎庶昌篆額とあります。



続いてこちら。

三囲神社 篆額 榎本武揚


三囲神社 篆額 榎本武揚

筆者は榎本武揚のようです。


写真からではわからないかも知れませんが、夕暮れ時に行ったので日没まで時間との戦いで

神社全体の写真撮影を忘れておりました。

本殿はうっかり撮り忘れておりましたが、本殿脇にいい光景が。(↓)

三囲神社 天水

樋からの雨水受けです。

私の育った近所では「天水」と呼んでいましたが、正式な名前は天水でいいのでしょうか。

写真では良さが伝わらないかも知れませんが、緑の苔と神社の雰囲気がいい趣を醸し出していました。




三囲神社 篆額

再び篆額です。

縦長の小篆風で実に素晴らしいです。

三囲神社 篆額

170年近く前の石碑のようですが、残念ながら篆書の筆者はわかりませんでした。


さあ、そしてこれが今回の目的だった石碑です。

三囲神社 石碑 篆額

冒頭に書きました通り、予想を超える石碑の数に圧倒され、なかなか目的の篆額を探せませんでした。

あえて写真を最後にもってきたのではなく、順番に見ていく中でほとんど最後に見つけたようなタイミングでした。

三囲神社 石碑 篆額

目的の篆額はこれです。

正面からでは凹凸が分かりづらいので、あえて斜めから撮りました。

もしかすると「意外」と思われる方も多いかも知れません。

誤解を恐れずに言いますと、筆圧がないので篆書体を見慣れていない人はパソコン用の篆書体フォント

のように見えてしまうかも知れません。

でもフォントとは違う絶妙な崩しが何とも言えません。

著名な書家の作品でも「この字とあの字は好きだけど、これはちょっとイメージが違うな」というのは

正直な感想としてたまにあります。(もちろん見る側の好みの問題ですが)

しかし、この篆額は八文字のみとはいえ、全ての文字がお互い最高のバランスで書かれている素晴らしい

篆書で私は大好きです。

最近このような筆圧を出さない篆書体を書く人は少ないように思えます。

でも私は印章の中輪(太枠)細篆書体の美にも繋がる素晴らしい作風だと思います。

書道誌でこの碑の拓本を見てからずっと実物を見てみたいと思っていました。

拓本は墨でとっている為、陰陽がはっきりしていて実際の石碑より綺麗に見えているだろうというのは

織り込み済みです。

この石碑を見つけた時は既に日が陰っており、なかなかカメラのピントが合わせられない位でした。

ですので、一文字づつ撮った写真は(シャッタースピードの関係もあり)ピンボケ気味で残念。

かろうじて斜めから撮ったこの2枚を。

三囲神社 石碑 篆額

(フラッシュを使用したり真正面から撮りますと碑文の凹凸がうまく撮れないので、あえて斜めから撮っております)

三囲神社 石碑 篆額

篆書は関潢南
三囲神社 篆額 関潢南 関黄南


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プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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