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昔の彫刻法

前の記事と関連した内容で書きます。

と言っても、長々と書いた開運印鑑商法の批判ではなく前の記事4つ目の写真にある印影について

「後日別の印影で紹介します」と書いた件を

今回は文字ではなく彫刻法です。

珍しい手彫り印鑑



九畳篆の印影です。

九編に折り畳まれていなくてもこれ程折り畳まれていれば九畳篆といいます。

今はまず彫られていない私が好きなタイプですが、今回の本題はこちらではありません。
明治時代の手彫り印鑑(九畳篆)

連判状になっています。

中央に黒で押されている畳篆の印影がありますが、よく見ると上とは別の印鑑のようです。

明治12年の書類ですのでまだ黒肉(墨かも知れません)で押された印影がありますが、

その左にある朱で押された印影をみていただけますでしょうか。
明治時代の連判(手彫り印鑑)
(下に拡大しました)


左から水原、平井、豆村という印文が見えますが、中央の平井さんの印影に注目して下さい。

左右に丸が二つあり、ちょっと変わってますよね。

この印影だけではどういう印鑑なのかよくわからないかも知れません。
手彫り印鑑の連判状


別の印影を用意しました。

こちらを見て下さい。

これを見れば説明不要ですよね。
今では珍しい明治時代の手彫り印鑑彫刻法


平仮名が絶妙なバランスで彫られている素晴らしい明治時代の手彫り印鑑です。

「唐からし」という印文からも時代情緒が感じられます。

(アップにし過ぎたかも知れません。)
今では珍しい手彫り印鑑



こちらは別の印影ですが、これも見応えあります。

染物商という印文も今この時代においては情緒あふれ素晴らしいです。
今では珍しい明治時代の手彫り印鑑
今では全くと言っていいほどこういう彫られ方はしませんね。

でも、印章文化が一番華やかだった明治時代にはこのような手彫り印鑑も

特段珍しいものではありませんでした。



WEBMASTER はんこの印善



プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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