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明治時代の手彫り印鑑

明治初期と思われる印譜からです。

太輪・細篆書体

太輪・細篆書体は文字を枠に付けない作風が多いのですが、この印譜は大部分が枠に接している作風です。

印文は朱墨で書いてあるのですぐわかりますね。

「私は一文字姓だからつまらない」とおっしゃるお客様は多いですが、嘆く必要は無い事はこの印影を見ればわかりますね。

霞んで見えるのは裏側が写ってしまっているからです。


ブログ編集者


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最近「体調が悪く・・・」とたまに書きますが、相変わらずであります。

しかし、そうも言っていられないので行ってきました茨城県。

茨城県の自然

東京より北ですので、秋の夜なんかになると都心よりもひんやりする土地ですが、今は東京と同じぐらい暑いです。

茨城県の自然

体調の関係でここ1年ほったらかしにしてしまったので、私が管理する土地も荒れ放題。

刈払機

1年ぶりのコレ

混合ガソリンを入れ、準備をしただけで滝の様な汗。

「辛いけど楽しい」この感覚、体を酷使するスポーツをしている心境です。

やまゆり

手入れをしなくてもヤマユリは今年も綺麗な花を咲かせてくれました。



戦前の印譜

所々シミが付いてしまっていますが戦前の印譜より。

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力士の印影は初めてではないで、「あれ?見た事ある!」という方も居るかも知れませんが、別の印譜です。

今だとゴム印にしてしまう様なハンコでも木口で彫っていたのですね。

2023072600192942e.jpg


「やまよし」さんか「やまきち」さんか分かりませんが、情緒豊かな印影ですね。

202307260025160af.jpg


最後は久しぶりの朱白文相関印です。



ブログ編集者

細二重枠

明治時代の驚愕印譜より。

明治時代の手彫り印鑑 細篆書体 二重枠

よく私は「「印影は原寸で見るべきです」と書いており、それは本心なのですが、ブログという環境でそれは困難ですのでご容赦下さい。

細輪(細枠)の二重枠+細篆書体という「細+細」なので「太く目立たせたい」という方には好まれないかも知れませんが、こじんまりとした印をお好みの方には素敵な作風になっていると思います。

明治時代の手彫り印鑑 細篆書体 二重枠

定規の目盛りと印影の線の太さを比べてみて下さい。

ミクロの世界です。

印章のサイズは何と9ミリという、一般的な「三文判」よりも小さなサイズで、この細二重枠。

驚愕の世界です。


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驚愕印譜

明治時代の驚愕印譜からの紹介を続けます。

明治時代の手彫り印鑑 印相体

草木の名前はわかりませんが、蔓を枠にした粋な作風の印ですね。

明治時代の手彫り印鑑 印相体

驚くのはこのサイズ。

はんこは「細かいほどいい」という訳ではもちろんありませんが、それにしてもこの細かさは驚きです。

定規の1ミリのマス目と葉のサイズを比べてみて下さい。

ミクロの世界です。


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プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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