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龍紋 雷紋 明治時代の印鑑

驚愕明治印譜です。

印相体 龍紋 雷紋 印鑑

中輪(太枠)に細い雷紋で緩急を付けておりますので、字は中字(太字)ですが、バランスはとれております。

そして雷紋の内側には龍紋と正統派の印篆が彫られています。

サイズは別として、これだけ精密に彫られている明治時代の印鑑には心底唸らせられます。

印相体 龍紋 雷紋 印鑑

何とこれは12ミリ。

驚かせられますね。

雷紋、龍紋、そして正統派印篆、縁起を担ぐにはぴったりの開運印鑑です。

正にこういう素晴らしい印鑑こそ本来開運印鑑といわれるべきです。


ブログ編集者

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今日は用事があったので、1本違う道で帰りました。

隅田川

隅田川に架かる厩橋(うまやはし)↑で、ここまではいつもと同じです。
(厩橋だけ別の日に撮ったものです)

東京スカイツリー

ここは墨田区役所の近くです。

撮影スポットとして有名らしいです。


202009042324577cc.jpg

オランダ水牛

今回は過去にお客様から何度かお問い合わせいただきました件についてです。

と言っても宣伝がほとんどとなります。

牛角 手彫り印鑑 印相体

「オランダ水牛は扱っていないのですか?」と何度か尋ねられた事がありますが、ホームページに載せていないだけでごく普通に扱っております。

ではなぜホームページに載せなかったのか・・・

「見本と届いたものが違う」 という事があってはお客様を失望させてしまからです。

「違う」というのは大抵「見本が良くて、届いた品の見掛けが悪い」という事でしょう。

印章でいうと一番違いがあるのはオランダ水牛だと思います。

その前に一つ訂正を。

あえて「オランダ水牛」と書いていましたが、正式には「牛角」=「うしのつの」です。

長年にわたり「オランダ水牛」と呼ばれておりましたが、オランダからの輸入ではなく、オランダと全く関係ない素材である為、業界団体が公正取引委員会から指導をいただいた結果、「牛角」(うしのつの)という名称が望ましいという事になりました。

今から20年位前の事ですので私の記憶も曖昧で、その様に表示しなかった場合罰則があるのか無いのか忘れてしまいましたが、オランダ水牛ではなく牛角と呼ぶ方がいい事は確かです。

当店では「うしのつの」を略して「うしつの」と呼ぶ時が多いです。

焼肉屋さんの「ぎゅう○く」ではありませんよ。

その「牛角」はランクにより色や模様の差が激しく、「こんな柄なら他の方が良かった」とお客様を失望させてはいけませんので、今までホームページでは販売しておりませんでした。

でも、よく考えれば実物の写真を載せれば簡単に解決できる事ですね。

という事で、最高ランクの牛角をホームページで販売させていただく事にしました。

手彫り印鑑 牛角 オランダ水牛 印相体

これは滅多に手に入らない極上品ですので、今回はいつもより大きな写真を載せております。

その為、パソコンからご覧の方は偏った写真になっているかと思いますが、画像をクリックしてみて下さい。

サムネイルのページに飛び、マウス操作で拡大した写真で見る事ができます。

スマートフォンでご覧の方も、一度写真をクリックすればピンチアウトで拡大して見る事が出来ます。

手彫り印鑑 牛角 オランダ水牛 

別の向きから。

手彫り印鑑 牛角 オランダ水牛 印相体

オランダ水牛、いえ、牛角の極上品の最大の特徴である「半透明に綺麗な筋」の印材です。

是非拡大してご覧になってみて下さい。

手彫り印鑑 牛角 オランダ水牛 

芯持ちで、印材屋さんのランクは「純白特上」で、これが最高ランクになります。

手彫り印鑑 牛角 オランダ水牛 印相体

別の角度から。

今回は宣伝で恐縮ですが、最高の牛角を正真正銘の手彫りでお考えの方は、是非こちら 15ミリ実印 のコーナーからどうぞ。

実物写真を掲載している都合上、時間の経過とともにこのページの印材での販売が既に終了している場合がありますが、牛角15ミリの商品は、都度実物写真を今後も掲載していく予定です。

見本の都合上1回に1本しか注文出来ませんが、近日中に「手仕上げ」分も販売させていただく予定です。

この情報は2020年9月18日時点の情報である事をご理解下さいませ。


ブログ編集者


手彫りゴム印

久しぶりに明治時代以外の印章資料からです。

手彫りゴム印

この資料は大正時代から昭和初期までの印章資料を集めたもので、印刷の資料も結構混ざっています。

印刷であろうが、実押であろうが、いい資料ならどちらでも構わないですよね。

手彫りゴム印 印相体

印文からもわかりますが、まさに戦時中のものですね。

印影からの推測になりますが、数字ははめ込み式の鋳造されたもので、漢字部分は手彫りゴム印ですね。

上の行とそれ以外の行では、読む向きが異なっています。

手彫りゴム印

これはマーク以外は鋳造されたものと思われます。


ブログ編集者

藩札

久しぶりの藩札紹介になります。

撮り終えて気付いたのですが、以前にもしかすると紹介済みかも知れません。

でも、「いいものは何回紹介してもいい物」とご容赦願います。

伊予國大洲藩の藩札です。

藩札の印鑑

表面の全体写真は同じ様に撮れたのですが、なぜかアップすると荒い写真になってしまうので、削除しました。

藩札 分銅型印鑑 印相体

獅子に目がいくと思いますが、私が真っ先に目が行くのは分銅です。

そろそろ分銅型印鑑の話も少しずつしていきますか。 

藩札 印鑑

縁起のいい分銅と、鶴亀ですね。

鶴亀は長寿を現し、分銅はお金にまつわる縁起を担ぐしるしです。

銀行の地図記号も分銅型ですので、お金にまつわる縁起のしるしという事をご存じの方も多いと思います。

藩札 小判型印鑑

黒印はにじんでいるので判読不能ですが、綺麗な唐草が彫られている素晴らしい印鑑である事が想像できます。

藩札 篆書

小篆風の素晴らしい篆書です。

藩札 満白印 印相体 

こちらは印篆の満白文です。

小篆も印篆も素晴らしいですね。

藩札と印判師を結びつける研究はほぼされていないと思いますが、これは印章に精通した人でないと彫れなかったと思います。

(私はブログがきっかけてメールのやり取りをした藩札研究家さんに聞いた事があるだけです)


ブログ編集者


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世間では4連休と言われておりますが、土曜日は仕事をしていますので、私は3連休です。

連休はいつもの茨城県に行ってきました。

茨城県の自然

茨城県の自然

コロナ騒動以降の傾向として、「深夜に行き、夜に帰る」というなるべく地元の人に迷惑を掛けない行動です。

でもそれも意外と楽しかったりするものです。

柿の木

どの木も果実が届かない高さになってしまったので、思い切って上の方は伐採しました。
(これは柿の木です)

その切った部分が下の枝を(下方向に)しならせた状態に落ちたので、暫くそのままにしておきます。

(写真ではわかりづらいと思いますが)

木の伐採

木が枯れないように、伐採した断面は補修しておきます。

栗

栗の老木があるのですが、それも実まで届かない高さになってしまいましたので、栗の収穫は諦めていました。


しかし老木からこぼれた栗が芽を生やしいつのまに大きくなって実を付けたので、久しぶりに収穫しました。

栗は皮が硬くて料理するのが大変で、今まで収穫などあまり考えていませんでしたが、こんな姿を見る思わず収穫してみたくなりますよね。

栗ごはん

手間は掛かりましたが、おいしい栗ごはんになりました。

作り方は You tube を見て。

それにしても時代は変わりましたね。

ネット情報を鵜呑みにするのは危険ですが、それはさて置きYou tube で料理の仕方を覚えるなんて、「Youは何しに日本へ?」で同じ事をしている外国人みたいです。

栗の木

これは収穫した栗の木ですが、急遽思い付いた方法で枝を収穫しやすい様にヒモで引っ張ったものです。

盆栽だと針金で枝に癖を付ける様な感じですかね。

急遽思い付いたものですので、ヒモは荷造りヒモです。

農家の方からは笑われてしまう様な素人仕事ですが、何だかんだの自己流も面白いものです。

引札

引き札の紹介は多分ブログで初めてではないでしょうか。
(骨董の専門家ではありませんので、名称が間違っていたらごめんなさい)

引札 印判屋

住居表示から推測して戦前のものだとは思うのですが、かなり綺麗ですので、それほど古いものではない気がします。


引札 印判屋

いろいろなお店が載っている今で言うチラシに印章店も載っています。

挽上印、夏目印(棗印)、ダルマ印、坪付き印など、いろいろな呼び名がありますが、この形の印、いいですよね。

まさに古き良き時代のはんこです。

見逃さないでいただきたいのは、看板状の部分外・右側(背景が緑色の部分)に小さく書かれた「印判屋」という草書体です。

「印判屋」という全体の草書全ていいのですが、特にこの「印」という文字。

江戸時代に良く使われた形です。

私はこの「印」という草書を見ただけで心が躍ります。

(屋号にモザイクを掛けたのは、現存するお店だった場合に迷惑を掛けるといけない為です)

ブログ編集者

印鑑帳

過去に何度か紹介している江戸時代当時の公文書である印鑑帳、今でいうところの印鑑登録原本です。

印鑑帳 印相体

ネットで地名を検索すると今の淡路島のようです。

グーグルで空から見ますと緑豊かなところの様ですが、当時の姿を見てみたいものです。

印鑑帳

写真からではわかりづらいと思いますが、1件ずつ貼られた台帳です。

印鑑帳

字の形、枠との空間、どちらも素晴らしい印篆の印鑑です。

当時の田舎でも優れた職人さんが居たのでしょうか。

それとも印章は大阪などの都市で彫られたものだったのでしょうか。

感慨深いものがあります。

前回紹介してからだいぶ経つので、既に紹介した印影か否か全く覚えていません。

重複していたらごめんなさい。

印鑑帳 印相体

これは何と柳葉篆(笹文字)ですね。

素晴らしいです。

江戸時代の当時を想像し、一つひとつ印影を見ていくと時間を忘れてしまいそうです。

印鑑帳

「印鑑」と書かれております。

前記事の「私はこの印という草書を見ただけで心が躍ります。」というのは正にこの「印」です。

古い物っていいものが多いですね。


ブログ編集者
プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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