御条目五人組御仕置帳
何回目かの紹介となる約220年前(寛政9年)の御条目五人組御仕置帳の続きです。

捺印してある印鑑の全てが黒印です。

今回はこちら。

まずは向かって右側のページから。

右から三番目の印影は細輪の二重枠に「名残り唐草」ですね。
「名残り唐草」とは文字通り唐草模様の名残りですが、印章用語としては正確な言葉ではなく、私があてはめた造語です。
これは文字通り唐草模様の名残りが残っていますね。
唐草模様から名残り唐草へと繋がる変化がわかる印影です。

印鑑と印鑑の間が狭いので、右の印影は先程と重複しておりますが、左の二つも名残り唐草ですね。
富という字の下部分「田」が非常に特徴的です。

こちらも左二つは先ほどの写真と重複していますが、左から二番目は左右の空間を十分に確保した角ばった印篆。
最高のバランスです。

こちらは向かって左側のページ。

一番右の印影も名残り唐草ですが、印影の左側の唐草はきちんとした名残りが出ていますね。

今回は名残り唐草が結構ありましたね。
向かって左と、左から二番目、どちらも角ばった名残りの唐草模様です。
「黒印ばかりでつまらない」という方へ
では御朱印を用意させていただきました。

戦前の御朱印印譜です。



大本山 圓覚寺(円覚寺)
ブログ編集者

捺印してある印鑑の全てが黒印です。

今回はこちら。

まずは向かって右側のページから。

右から三番目の印影は細輪の二重枠に「名残り唐草」ですね。
「名残り唐草」とは文字通り唐草模様の名残りですが、印章用語としては正確な言葉ではなく、私があてはめた造語です。
これは文字通り唐草模様の名残りが残っていますね。
唐草模様から名残り唐草へと繋がる変化がわかる印影です。

印鑑と印鑑の間が狭いので、右の印影は先程と重複しておりますが、左の二つも名残り唐草ですね。
富という字の下部分「田」が非常に特徴的です。

こちらも左二つは先ほどの写真と重複していますが、左から二番目は左右の空間を十分に確保した角ばった印篆。
最高のバランスです。

こちらは向かって左側のページ。

一番右の印影も名残り唐草ですが、印影の左側の唐草はきちんとした名残りが出ていますね。

今回は名残り唐草が結構ありましたね。
向かって左と、左から二番目、どちらも角ばった名残りの唐草模様です。
「黒印ばかりでつまらない」という方へ
では御朱印を用意させていただきました。

戦前の御朱印印譜です。



大本山 圓覚寺(円覚寺)
ブログ編集者
蔵書印まつり 無料入場券 (2016年)
蔵書印まつり無料入場券(チケット)プレゼントの件は後ほど・・・
今回は明治時代の手彫り印鑑 印譜からです。
たまたま前回は江戸時代でしたが、そろそろ「今回は」ではなく「今回も」という事になりますね。


輪の中に角印を彫る作風、多分今まで紹介していなかったと思いますが、私はこの作風が大好きです。
角印部分を白文(白抜きの印鑑)で彫る作風は、たまに扁額で見掛けますが、最高ですよ。
三井親和の扁額でも一点見た事があります。
また、栃木県の西明寺の庫裡で見た事がありますが、今は庫裡が新しくなったので、以前のように見るこ事が可能かは
定かではありません。

明治時代の印鑑である事がわかる印影ですね。
ゴム印ではありません。
木口の印章です。

隷書体の内丸に、端正な楷書体の回文ですね。

今、巷でよく使われている回文印章は18ミリが多いですが、それに比べかなり大きい印章です。

こちらはお馴染みですが、久しぶりの紹介となる笹文字、柳葉篆です。↑

最後は隷書体の蔵書印です。
蔵書印と言えば・・・
もう今月末に迫ってきました。
無料入場券をプレゼントさせていただきます。
(恐縮ですがチケットの無い場合は有料となります)
ご連絡はこちらまで→ブログ編集者

今回は明治時代の手彫り印鑑 印譜からです。
たまたま前回は江戸時代でしたが、そろそろ「今回は」ではなく「今回も」という事になりますね。


輪の中に角印を彫る作風、多分今まで紹介していなかったと思いますが、私はこの作風が大好きです。
角印部分を白文(白抜きの印鑑)で彫る作風は、たまに扁額で見掛けますが、最高ですよ。
三井親和の扁額でも一点見た事があります。
また、栃木県の西明寺の庫裡で見た事がありますが、今は庫裡が新しくなったので、以前のように見るこ事が可能かは
定かではありません。

明治時代の印鑑である事がわかる印影ですね。
ゴム印ではありません。
木口の印章です。

隷書体の内丸に、端正な楷書体の回文ですね。

今、巷でよく使われている回文印章は18ミリが多いですが、それに比べかなり大きい印章です。

こちらはお馴染みですが、久しぶりの紹介となる笹文字、柳葉篆です。↑

最後は隷書体の蔵書印です。
蔵書印と言えば・・・
もう今月末に迫ってきました。
無料入場券をプレゼントさせていただきます。
(恐縮ですがチケットの無い場合は有料となります)
ご連絡はこちらまで→ブログ編集者

印相体が出来る前の実印集
こんなタイトルだと、また中傷されてしまうかも知れませんが、その名の通り印相体が出来る寸前の
実員の見本帳「實印集」です。
昭和の資料ですので、これをお持ちの印章店さんも多いと思います。

当店では現役で使用しておりますので、綴る紐がほどけてしまっています。
丁寧に扱わなければいけませんね。

あまり古い資料ではありませんが、印相体の登場で正当な実務印文化が変わってしまう寸前の貴重な印章資料です。
今日は右ページ、下段の右から二番目です。
こうやってランダムに紹介していると、またどれを紹介して、どれがまだなのかわからなくなってしまいそうですが、
何度も登場する印影は「素晴らしい作風なんだ」という風に解釈いただければ幸いです。

空間の広さが大変目立つ作風ですね。
一般的とは言えませんが、それでもたまにこういう作風の印はありました。
実店舗を運営していればわかるのですが、お客様のお名前が小さいと何か損をしたかの様に思われる方も中には
居らっしゃいますが、印章(印鑑)は輪の中の表現全体で見るものです。
文字が小さくても、バランスがよく、その様な作風として古くからあるものでしたら問題ありません。
とはいえ、この印影は15ミリですので、パソコンで見ると大きすぎます。
(パソコンでご覧いただいている方は)モニターから十分離れてご覧下さいますようお願い致します。
ブログ編集者
実員の見本帳「實印集」です。
昭和の資料ですので、これをお持ちの印章店さんも多いと思います。

当店では現役で使用しておりますので、綴る紐がほどけてしまっています。
丁寧に扱わなければいけませんね。

あまり古い資料ではありませんが、印相体の登場で正当な実務印文化が変わってしまう寸前の貴重な印章資料です。
今日は右ページ、下段の右から二番目です。
こうやってランダムに紹介していると、またどれを紹介して、どれがまだなのかわからなくなってしまいそうですが、
何度も登場する印影は「素晴らしい作風なんだ」という風に解釈いただければ幸いです。

空間の広さが大変目立つ作風ですね。
一般的とは言えませんが、それでもたまにこういう作風の印はありました。
実店舗を運営していればわかるのですが、お客様のお名前が小さいと何か損をしたかの様に思われる方も中には
居らっしゃいますが、印章(印鑑)は輪の中の表現全体で見るものです。
文字が小さくても、バランスがよく、その様な作風として古くからあるものでしたら問題ありません。
とはいえ、この印影は15ミリですので、パソコンで見ると大きすぎます。
(パソコンでご覧いただいている方は)モニターから十分離れてご覧下さいますようお願い致します。
ブログ編集者
開運印鑑? (御朱印)
いきなり変なタイトルですみません。
2回連続で印相屋さんを挑発する内容ですが、昔の御朱印を見ていたら目にとまったので、つい。

戦前の御朱印で、今日はこれを紹介。
こうやってランダムで紹介していると、またどれをブログに紹介したかわからなくなってしまいますが、この事も前回書きましたね。

京都のお寺ですね。

開運 吒枳尼天・・・
御朱印に「開運」という文字、これぞ開運印鑑じゃないですか?と思って胸を躍らせた方、印相屋さん。
まあ、印鑑に「開運」と書かれているので、これは今なら開運印鑑といってもいいと思います。
しかし、この時代、「開運印鑑」など無かったのです。
単なる呼び名の問題から説明しますが、印鑑とは印影の事で、ハンコ本体は印章と言います。(ブログのトップページ参照)
ですので、そもそも開運印鑑など、この時代はありませんでした。
まあ、呼び名は「名前」ですので、肝心な書体や作風を説明しますと、この印章は印篆で彫られていて、
開運印鑑の特徴である印相体とは無縁の作風です。
印相体が創作される前の印影ですので、当然と言えば当然ですが、逆に印相体など開運に関係ない事を現しています。
「開運印鑑は吉相体ですよ」とおっしゃりたい方・・・
印相体も新しい書体ですが、吉相体などという書体は、印相体の呼び名を変えただけで、どちらも書としての評価はゼロです。
字典にも載っていませんし、古文書にも載っておりません。
つまり、きちんとした書体じゃないという事ですし(繰返しますが)歴史の無い書体です。
当たり前といえば当たり前の事ですが、お客様はもとより、印章店の方でも二代目三代目さんとか世代が変わって
印相体の正体を知らない方も増えていると聞きます。
印相体を「いい書体」と勘違いしている方も居ると伺っています。

「明治時代の印影」などのキーワードでこのブログに辿り着いた方は、ソフトに印相体や開運印鑑を批判する私に
驚いてしまうのではないかと思いますが、そんな方はこちら→印相体と開運印鑑 をお読み下さい。
開運印鑑の実態に比べると、随分ソフトに批判しておりますが、ここ2回ほど急に開運印鑑を批判しているのは
先月、ちょっとした出来事があったからです。
まあ、大した事はありませんが、その話は次回にでも・・・
ブログ編集者
2回連続で印相屋さんを挑発する内容ですが、昔の御朱印を見ていたら目にとまったので、つい。

戦前の御朱印で、今日はこれを紹介。
こうやってランダムで紹介していると、またどれをブログに紹介したかわからなくなってしまいますが、この事も前回書きましたね。

京都のお寺ですね。

開運 吒枳尼天・・・
御朱印に「開運」という文字、これぞ開運印鑑じゃないですか?と思って胸を躍らせた方、印相屋さん。
まあ、印鑑に「開運」と書かれているので、これは今なら開運印鑑といってもいいと思います。
しかし、この時代、「開運印鑑」など無かったのです。
単なる呼び名の問題から説明しますが、印鑑とは印影の事で、ハンコ本体は印章と言います。(ブログのトップページ参照)
ですので、そもそも開運印鑑など、この時代はありませんでした。
まあ、呼び名は「名前」ですので、肝心な書体や作風を説明しますと、この印章は印篆で彫られていて、
開運印鑑の特徴である印相体とは無縁の作風です。
印相体が創作される前の印影ですので、当然と言えば当然ですが、逆に印相体など開運に関係ない事を現しています。
「開運印鑑は吉相体ですよ」とおっしゃりたい方・・・
印相体も新しい書体ですが、吉相体などという書体は、印相体の呼び名を変えただけで、どちらも書としての評価はゼロです。
字典にも載っていませんし、古文書にも載っておりません。
つまり、きちんとした書体じゃないという事ですし(繰返しますが)歴史の無い書体です。
当たり前といえば当たり前の事ですが、お客様はもとより、印章店の方でも二代目三代目さんとか世代が変わって
印相体の正体を知らない方も増えていると聞きます。
印相体を「いい書体」と勘違いしている方も居ると伺っています。

「明治時代の印影」などのキーワードでこのブログに辿り着いた方は、ソフトに印相体や開運印鑑を批判する私に
驚いてしまうのではないかと思いますが、そんな方はこちら→印相体と開運印鑑 をお読み下さい。
開運印鑑の実態に比べると、随分ソフトに批判しておりますが、ここ2回ほど急に開運印鑑を批判しているのは
先月、ちょっとした出来事があったからです。
まあ、大した事はありませんが、その話は次回にでも・・・
ブログ編集者
歴代天皇陵墓印
久しぶりの紹介となる天皇陵墓の戦前の印鑑です。


第32代 崇峻天皇 倉梯岡陵(くらはしのおかのみささぎ)

第33代 推古天皇 磯長山田陵(しながのやまだのみささぎ)

第34代 舒明天皇 押坂内陵(おさかのうちのみささぎ)

第35代 皇極天皇は重祚されて第37代齊明天皇 越智崗上陵(おちのおかのえのみささぎ)

第36代 孝德天皇 大阪磯長陵(おおさかのしながのみささぎ)
第37代は重祚されて齊明天皇へ (前述しましたが、次回更新時に混乱しない為のメモです)
--------------------------------------------------

最近ここへ行く機会が増えてきています。
今月末の土日は神田神保町が盛り上がりますよ~。
ブログ編集者


第32代 崇峻天皇 倉梯岡陵(くらはしのおかのみささぎ)

第33代 推古天皇 磯長山田陵(しながのやまだのみささぎ)

第34代 舒明天皇 押坂内陵(おさかのうちのみささぎ)

第35代 皇極天皇は重祚されて第37代齊明天皇 越智崗上陵(おちのおかのえのみささぎ)

第36代 孝德天皇 大阪磯長陵(おおさかのしながのみささぎ)
第37代は重祚されて齊明天皇へ (前述しましたが、次回更新時に混乱しない為のメモです)
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最近ここへ行く機会が増えてきています。
今月末の土日は神田神保町が盛り上がりますよ~。
ブログ編集者
手彫り印鑑の彫刻工程写真
今回は古い印影ではなく、手彫り印鑑の彫刻工程写真を久しぶりに紹介させていただきます。
実はこのコーナー、不思議な事に、お客様からは評判が良い反面、同業者さんからの評判は悪いコーナーです。
その理由は後半をお読みいただければわかると思います。
写真を紹介する前に、ブログ掲載をご承諾いただきましたお客様に心より御礼申し上げます。

書体や文字数により字配りが変わりますので、それに合わせて字割り線を引いて、逆さ文字を手書きします。
(手書き文字を転写する方法も手彫りとして認められており、転写させていただく場合もあります)

墨で書いた後に、朱墨で修正しながら、進めていきます。

字入れが済みましたら荒彫りです。
もちろん例外はありますが、枠取りから彫り始めるのが基本です。

文字の周りから丁寧に古来の道具だけで手彫りする光景、これこそ手彫り印鑑の醍醐味です。

荒彫りも後半になると、印章らしさが見えてきます。

凹凸の深さを出す荒彫りが終了したら、印面を整えて仕上げです。
試し押しなどをすれば完成です。
・インターネット上で「手彫り印鑑」として販売されている印鑑のまず99.9%は手彫りされていません。
・彫ってしまった後で手彫りされたものか否かを判別するのは困難です。
・ですので、手彫り印鑑を注文する際は、必ずこのページの様な彫刻工程写真を依頼しましょう。
「『写真撮って下さい』とは、とても言いづらい」という方でも心配ご不要です。
心配な方は是非こちら→正真正銘の手彫り印鑑 をご覧下さい。
とりあえず手彫りの写真を撮ってもらえるかの確認をしたい場合は、柘の法人用印鑑で
「写真撮っていただけますか?」と問い合わせしてみる事です。
(個人用のご注文でも、問い合わせから入る方は、まずは法人用で問い合わせしてみましょう)
ポイントは象牙ではなく柘です。
文字数が多い(=大変手間が掛かる)苦労をお客様にわかっていただけ、更に写真をプレゼントすれば
お客様も喜ぶという一石二鳥の得があるので、歓迎されると思いますよ。
本当に手彫りをしているお店であればですけどね。
「ポイントは象牙ではなく柘」とした理由は、写真の手間は象牙でも柘でも同じだからです。
仮に「象牙なら写真撮るけど柘は撮らない」なんて言われたらおかしな事ですよね。
「個人用でなく法人用」と書いた理由は、法人用の印鑑で本当の手彫りをしているお店(ネットショップ)はほとんど無いからです。
買い物が出来るインターネット印章店サイトで、法人用の回文と呼ばれる作風を正真正銘の手彫りしているお店は
多分当店だけだと思います。 (記事を書いた時点での話です)
「手彫り? もちろんできるよ。 やろうと思えば・・・」 というのではなく、ネット通販サイトの法人用手彫り印鑑
として堂々と販売されている商品の中から、本当に手彫りをしているお店という意味です。
「やろうと思えばやるよ」という言葉は、「普段はやっていないけど・・・」という言葉が隠れています。
高価な「手彫り印鑑」を注文する際は、石橋を叩いて渡るぐらいお店選びは慎重になって下さい。
まずは写真の問い合わせからです。
ブログ編集者
-----------------------------------------------------------
週末は恒例の郊外です。
毎週行ける訳ではなく、次週の土日は蔵書印まつりという「篆刻手彫り体験イベント」が神田神保町で開催され、
私は実行委員なので(郊外へ)行くのは無理です。
なので、今日は少々体調が完全ではありませんでしたが、リフレッシュで行ってきました。

毎回同じ場所で撮っている1枚です。
場所は同じでも、田んぼの稲はすっかり刈られて、そろそろ秋の気配に近づいてきました。
高い山も、イワナやヤマメが居る清流もありませんが、ほとんど渋滞にも遭わないで行けるこの場所が私は大好きです。
(茨城県の筑波山より若干北の辺りです)

壮大な景色のはずだったのですが、私が撮ると実に平凡な写真になってしまいますね。


これらは私が管理している椿(上)と柚子です。
「私が育てている」ではなく、「管理している」と書いている理由は、素人丸出しの剪定以外はほったらかしにしているからです。
柚子は摘果(間引き)をしたので、昨年よりは大粒になりましたが、それでも小さいまま黄色くなり掛けています。
来年は陰になる木の枝を伐採して、日当たりを良くしてみようかと考えています。

ところ変わって、こちらは3キロ位離れた、山の麓にある小さな集落です。
建物は20棟以上ありますが、恐らく10世帯ぐらいの集落です。
全く観光地化されておらず、江戸か明治時代にでも戻ってしまったかの様な雰囲気が好きで、たまに来ます。
もちろん農機具は現代のもので、電気も通っている場所ですが、東京から1時間半位で来られる場所なのに
時代が止まってしまったかの様な雰囲気が味わえる場所、そんなところが大好きで、たまに来ます。

これは木製車輪の大八車でしょうか?
時代劇に出てきそうな農機具が沢山あります。

棟木というのでしょうか?それとも敷桁とでも言うのでしょうか?、私は建築に詳しくありませんので正確な名称は
わかりませんが、こちらの家は屋根の三角の下の部分に大黒様が書かれております。
立体的でしたので、漆喰で書かれたのでしょうか。

この集落のシンボル的なお寺です。

このお寺は1200年前からだそうです。
この建物はその後再建されたものでしょうが、この集落は結構急な斜面にある集落です。
建材を運ぶトラックや持ち上げる重機、電動工具の無い時代に、よくこんな急斜面に集落やお寺を創ったものですね。
道だって当時は舗装などされていませんし・・・
扁額は見当たりませんでしたが「時間が止まってしまったような集落」、素敵ですよ。
実はこのコーナー、不思議な事に、お客様からは評判が良い反面、同業者さんからの評判は悪いコーナーです。
その理由は後半をお読みいただければわかると思います。
写真を紹介する前に、ブログ掲載をご承諾いただきましたお客様に心より御礼申し上げます。

書体や文字数により字配りが変わりますので、それに合わせて字割り線を引いて、逆さ文字を手書きします。
(手書き文字を転写する方法も手彫りとして認められており、転写させていただく場合もあります)

墨で書いた後に、朱墨で修正しながら、進めていきます。

字入れが済みましたら荒彫りです。
もちろん例外はありますが、枠取りから彫り始めるのが基本です。

文字の周りから丁寧に古来の道具だけで手彫りする光景、これこそ手彫り印鑑の醍醐味です。

荒彫りも後半になると、印章らしさが見えてきます。

凹凸の深さを出す荒彫りが終了したら、印面を整えて仕上げです。
試し押しなどをすれば完成です。
・インターネット上で「手彫り印鑑」として販売されている印鑑のまず99.9%は手彫りされていません。
・彫ってしまった後で手彫りされたものか否かを判別するのは困難です。
・ですので、手彫り印鑑を注文する際は、必ずこのページの様な彫刻工程写真を依頼しましょう。
「『写真撮って下さい』とは、とても言いづらい」という方でも心配ご不要です。
心配な方は是非こちら→正真正銘の手彫り印鑑 をご覧下さい。
とりあえず手彫りの写真を撮ってもらえるかの確認をしたい場合は、柘の法人用印鑑で
「写真撮っていただけますか?」と問い合わせしてみる事です。
(個人用のご注文でも、問い合わせから入る方は、まずは法人用で問い合わせしてみましょう)
ポイントは象牙ではなく柘です。
文字数が多い(=大変手間が掛かる)苦労をお客様にわかっていただけ、更に写真をプレゼントすれば
お客様も喜ぶという一石二鳥の得があるので、歓迎されると思いますよ。
本当に手彫りをしているお店であればですけどね。
「ポイントは象牙ではなく柘」とした理由は、写真の手間は象牙でも柘でも同じだからです。
仮に「象牙なら写真撮るけど柘は撮らない」なんて言われたらおかしな事ですよね。
「個人用でなく法人用」と書いた理由は、法人用の印鑑で本当の手彫りをしているお店(ネットショップ)はほとんど無いからです。
買い物が出来るインターネット印章店サイトで、法人用の回文と呼ばれる作風を正真正銘の手彫りしているお店は
多分当店だけだと思います。 (記事を書いた時点での話です)
「手彫り? もちろんできるよ。 やろうと思えば・・・」 というのではなく、ネット通販サイトの法人用手彫り印鑑
として堂々と販売されている商品の中から、本当に手彫りをしているお店という意味です。
「やろうと思えばやるよ」という言葉は、「普段はやっていないけど・・・」という言葉が隠れています。
高価な「手彫り印鑑」を注文する際は、石橋を叩いて渡るぐらいお店選びは慎重になって下さい。
まずは写真の問い合わせからです。
手彫り印鑑の注文をご検討のお客様へ (免責事項)
当店では手彫り印鑑をご注文いただきました全てのお客様へ、彫刻途中の写真を差し上げております。
ホームページ上で紹介している写真は、写りが良いものを選んだ上でお客様のご承諾をいただき掲載
しているものです。
写真は素人撮影ですので、写り具合の悪い場合やデータの損失、またはうっかり撮り忘れも有り得ます。
(写真を差し上げるサービスを行ってから撮り忘れは一度もありません)
これらの理由により写真を差し上げられない場合でも、間違い無く手彫りを行っております。
その為、写りの悪い場合や、写真そのものが差し上げられない場合でも、返金等は出来ません事を
ご理解下さいませ。
(写真の写りの悪さ、及び差し上げられない場合差し上げられない事は免責とさせていただいております)
尚、当店の彫刻方法は「手彫り」と「手仕上げ」の彫刻方法でお承りさせていただいておりますが
写真サービスは手彫り印鑑のみとなります。
ブログ編集者
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週末は恒例の郊外です。
毎週行ける訳ではなく、次週の土日は蔵書印まつりという「篆刻手彫り体験イベント」が神田神保町で開催され、
私は実行委員なので(郊外へ)行くのは無理です。
なので、今日は少々体調が完全ではありませんでしたが、リフレッシュで行ってきました。

毎回同じ場所で撮っている1枚です。
場所は同じでも、田んぼの稲はすっかり刈られて、そろそろ秋の気配に近づいてきました。
高い山も、イワナやヤマメが居る清流もありませんが、ほとんど渋滞にも遭わないで行けるこの場所が私は大好きです。
(茨城県の筑波山より若干北の辺りです)

壮大な景色のはずだったのですが、私が撮ると実に平凡な写真になってしまいますね。


これらは私が管理している椿(上)と柚子です。
「私が育てている」ではなく、「管理している」と書いている理由は、素人丸出しの剪定以外はほったらかしにしているからです。
柚子は摘果(間引き)をしたので、昨年よりは大粒になりましたが、それでも小さいまま黄色くなり掛けています。
来年は陰になる木の枝を伐採して、日当たりを良くしてみようかと考えています。

ところ変わって、こちらは3キロ位離れた、山の麓にある小さな集落です。
建物は20棟以上ありますが、恐らく10世帯ぐらいの集落です。
全く観光地化されておらず、江戸か明治時代にでも戻ってしまったかの様な雰囲気が好きで、たまに来ます。
もちろん農機具は現代のもので、電気も通っている場所ですが、東京から1時間半位で来られる場所なのに
時代が止まってしまったかの様な雰囲気が味わえる場所、そんなところが大好きで、たまに来ます。

これは木製車輪の大八車でしょうか?
時代劇に出てきそうな農機具が沢山あります。

棟木というのでしょうか?それとも敷桁とでも言うのでしょうか?、私は建築に詳しくありませんので正確な名称は
わかりませんが、こちらの家は屋根の三角の下の部分に大黒様が書かれております。
立体的でしたので、漆喰で書かれたのでしょうか。

この集落のシンボル的なお寺です。

このお寺は1200年前からだそうです。
この建物はその後再建されたものでしょうが、この集落は結構急な斜面にある集落です。
建材を運ぶトラックや持ち上げる重機、電動工具の無い時代に、よくこんな急斜面に集落やお寺を創ったものですね。
道だって当時は舗装などされていませんし・・・
扁額は見当たりませんでしたが「時間が止まってしまったような集落」、素敵ですよ。