開運印鑑の影響
暫くぶりのブログ更新です。
タイトルにある通り、開運印鑑に関係ある話をさせていただきます。
連続の記事で書きますが、今回は主に印鑑の「上下のしるし」についてです。
★ハンコ本体を正式には「印章」「印」「印顆」と言いますが、このブログでは「印鑑」と表現する事が多いのをご容赦下さい。
今、巷で印鑑を作ろうとすると、上下のしるし有無の希望は聞かれずに、ほぼ自動的にしるし「無し」
を前提とした注文になる場合が大半です。
これ、実は開運印鑑の影響だと知っていましたか?
印鑑は中国から伝わり、日本最古のものは歴史の教科書でお馴染の金印です。
それから年月が経ち、一般庶民が印鑑を実務的に使用するのは明治時代からです。
(江戸時代から使われていた記録がありますが、あくまでも「一般に」という観点で考えます)
明治時代からの実務的な印鑑の歴史では、象嵌(ぞうがん)など特殊な印材を除いて、ほとんどの印鑑に
上下のしるしが付いておりました。
しるし「無し」が広まり始めたは、おおよそ40年位前からです。
「おおよそ40年」と言っても、徐々にですので現在の様に上下のしるし無しが一般的になったのは20年位前からです。
庶民が印鑑を使うようになって140年~50年、その歴史の中で上下のしるし「無し」が広まったのは、
ほんの20年ほど前からです。
文章だけですと読み疲れてしまうでしょうから、ここで資料写真をご覧下さい。

これは東京印章協同組合の昭和47年のカタログです。
印影は後回しにして、まずは下の印材部分をご覧下さい。
7本紹介されていて、その全てに上下のしるし「丹」(たん)が付いております。
上下のしるし「有り」のページだけをピックアップしたのではなく、このカタログで個人用の
「実印」としての紹介はこの7本だけです。
実はこのカタログ、「正しい印章」を知る上でいくつかのヒントが隠れている素晴らしいカタログです。
作成した昭和47年当時はヒントを隠すつもりなどなく、ごく普通に作ったものだと思いますが、
業界が乱れに乱れてしまった今現在では、貴重なヒント満載のカタログです。
まずは今回の「上下のしるし」について。
これは前述した通りです。
実印って、上下のしるしが付いているのが普通だったのです。
別に上下のしるしが無くてはいけない訳ではありませんが、大抵の印鑑は上下のしるしが付いておりました。
理由はハンコを押すのに 「上下のしるしのある方が便利」 というごく普通の理由です。
では、なぜしるしが無くなり、今はそれが普通になってしまったのか・・・
しつこくてすみませんが、開運印鑑商法が原因なのです。
開運印鑑は戦前に登場しましたが、本格的に広まり始めたのは昭和40年代からです。
インターネットなど無いその頃は、今とは全く違う方法で方法で販売されていました。
詳しく書きますとあまりに話が長くなるので、それは後日にしてここでは上下のしるしの話をします。
巷の実印に上下のしるしを付けなくなった理由。
それは開運印鑑販売業者さんが考えたセールストークが原因です。
①「ハンコは自分の体(または自分の分身)だから傷を付けない方がいい」 という話。
きちんとしたしるしを 「傷」 と表現する悪意のこもったセールストークです。
ハンコは大切な物ですが 「自分の体」 という言い伝えはありません。
仮に「自分の体であり 『傷』 を付けない方がいい」のでしたら、文字を彫るなんてとんでもないですよね。
自分の体に彫刻刀(印刀)で彫るのですから。
②実印を押す書類は重要だから、上下のしるしの無い印鑑を使い、捺印時に印面を見て一息付く。
その時に「本当に押していいのか考える」という話です。
これには凶だの運だのが登場しないので、もっともらしい話に聞こえますが、これも開運印鑑販売業者さんが考えた話です。
この話はハンコにあまり興味の無い人でも意外と多く聞いた事があるのではないかと思います。
もちろん、使うご本人様が自分の意思でしるし「無し」を使う分には何の問題もありませんが、開運印鑑販売業者が
いい加減なセールストークをもとに印鑑を販売するのはいかがなものでしょうか。
上の写真を見てもわかるかと思いますが、昭和40年代の実印には、ほぼ全て上下のしるしは
付いていたという事実をまずはお伝え致します。
話は飛び、11月3日(祭日)のゴールデンタイムに新聞の予告とともに、ハンコの上下のしるし②の話がテレビに出ました。
②の話そのままですが、問題なのは印章業界を代表するかの如くの肩書で登場したお方が②を肯定してしまった事です。
簡単に言いますと、
「実印には上下のしるしが無いのはどうしてか知っていますか?」という問いに、芸人さん達が面白おかしな回答をする
クイズ番組の様な形式でしたが、微妙なのは「正しいか否か」ではなく「優しいか否か」という事を問うクイズだったのです。
まさに②の「大切な書類に押印する時は、しるしの無い印鑑を使い印面を確かめながら一息付く」という
印相屋さんのセールストークそのままが答えとして紹介されたのでした。
しかも・・・
ここからが問題の場面。
印章業界を代表するかの如くの方が、それを肯定するような場面が映し出されており、お墨付きを付けてしまいました。
これには私も驚きました。
でも、番組の構成上「正しいか否か」ではなく「優しさ」としての紹介です。
「優しさ」ですか~。
「優しさ」という個人の感情に係わる事は、「正しい」「間違っている」と断言してはいけないでしょうけど、
しるし無しが普通になったのはあくまでも開運印鑑のセールストークが原因だったのに、どうなんでしょうかね。
私は早速、番組出演者に電話をしました。
個人対個人のやりとりはブログで公開すべきではないとは思いますが、印章業会を代表するかの如くの肩書きで出演し、
その事のみに対する会話ですし、何と言ってもテレビで誤解を与えてしまう様な内容が放送されましたので
例外的に公開させていただきます。
出演者様がこのブログを読んだらご立腹されるかも知れませんが、私は出演者様自身の批判が目的ではなく
印鑑についての知識が誤った方向に認識されてはいけないので、あえてここに書かせていただきました。
(出=出演者様)
----------------
私) 私が印相体、開運印鑑を批判しているのは知っていますか?
出) 伝え聞いています。
私) 開運印鑑を販売する事は法律で禁止されている訳ではありませんが、印章文化を破壊する
印相体(開運印鑑)は扱うべきでないと考えておりますし、ましてや推奨する事などもっての他だと
考えております。
出演者様の認識を教えていただけますでしょうか。
出) 印相屋さんを推奨する事は出来ませんから、関東と関西の違いなどを説明しましたが、それらは編集で
カットされ番組の意向に沿う様な形に編集されました。
私) 現状として実印は無地(上下のしるし無し)が大半なのは私も認識しております。
でも、上下のしるし無しで、印面を確かめる時に一息付いて「捺印していいか考える」というのは
印相屋さん(開運印鑑販売店)が考えた言葉ですよね。
出) 私もそう思います。
------最後の部分は重要ですので、もう一度--------
私) ・・・・印相屋さんが考えた言葉ですよね。
出) 私もそう思います。
---------------------------------------------
文と写真だけのブログを信じられるか否かはわかりませんが、上下のしるしについてはこれが現実です。
テレビの話はこの辺で終わりにして、「(昔の)カタログには正しい印章を知る上でいくつかのヒントが隠されております」
という事について。

先程のカタログ、左ページの中央左部分を拡大します。

薄くて見づらいかも知れませんが、「印材寸法4.5cm」と書かれているのはわかりますか?
凶印だの何だので検索すると「短い印鑑はいけない」みたいな事が書かれておりますが、仮にそんな言い伝えが
あるのでしたら、印章組合のカタログに載せる事はしないはずですよね。
ちなみにこのページの一番初めの写真に写っている印材は全て45ミリです。
尚、もっと前はこんな形をしておりました。 (これ↓は東京印章協同組合のカタログではありません)

今の様な円柱状の印材もありましたが、それはごく少数派であり、昔の印鑑(印材)は装飾がほどこされた物が
多かったのです。
開運印鑑を販売する為には昔の良い印鑑、良い作風を否定しなければ売れません。
そこで昔から伝わるいい物を全否定し、書体までも新しく考えてしまったのです。
ここで再度昭和47年の印章カタログを。

このページの下部分を拡大↓

正しい書体は6書体です。
印相体はもちろん含まれておりません。
「印相体は篆書体の一部」?
確かに篆書体を変形させたものが印相体ですね。
しかし、篆書体と印相体は別のものです。
篆書体は学術的にも美術界にも認められている書体ですが、印相体は学術的には存在すら致しません。
美術界(=著名な印章技術競技会)では受賞はもちろん出品すらありません。
商業的には印相体が溢れておりますが、印相体はハンコ屋がいい加減に創作したものですので従来の篆書体とは
はっきり区別されております。
また、篆書体と印相体は必ず分けて販売されていますよね。
その点からみても、印相体は篆書体とは異なる事がわかると思います。
印章に用いる正しい書体は篆書体、隷書体、楷書体、行書体、草書体、古印体です。
一番上の写真を再度ご覧下さい。
きちんとしたカタログには印相体など無いのです。
印相体の真相を考えれば当然の事ですが・・・
つづく
★上下のしるし「無しがいけない」と言っているのではありません。
上下のしるし「無し」は私のお店でも扱っております。
妙なセールストークを考えて販売するお店がいけないという趣旨です。
・「一息付ける事」とは関係なく、しるし無しを選ぶのも良し。
・セールストークと言えど「なるほど」と考え無地を選ぶも良し。
いけないのは、今まで無かった使われ方を、あたかも昔からの慣習の様に宣伝し販売するハンコ屋です。
★昔のカタログには「いい印章」を語る上でのヒントが沢山あります。 (これは東日本印判用品商工組合のカタログです)

タイトルにある通り、開運印鑑に関係ある話をさせていただきます。
連続の記事で書きますが、今回は主に印鑑の「上下のしるし」についてです。
★ハンコ本体を正式には「印章」「印」「印顆」と言いますが、このブログでは「印鑑」と表現する事が多いのをご容赦下さい。
今、巷で印鑑を作ろうとすると、上下のしるし有無の希望は聞かれずに、ほぼ自動的にしるし「無し」
を前提とした注文になる場合が大半です。
これ、実は開運印鑑の影響だと知っていましたか?
印鑑は中国から伝わり、日本最古のものは歴史の教科書でお馴染の金印です。
それから年月が経ち、一般庶民が印鑑を実務的に使用するのは明治時代からです。
(江戸時代から使われていた記録がありますが、あくまでも「一般に」という観点で考えます)
明治時代からの実務的な印鑑の歴史では、象嵌(ぞうがん)など特殊な印材を除いて、ほとんどの印鑑に
上下のしるしが付いておりました。
しるし「無し」が広まり始めたは、おおよそ40年位前からです。
「おおよそ40年」と言っても、徐々にですので現在の様に上下のしるし無しが一般的になったのは20年位前からです。
庶民が印鑑を使うようになって140年~50年、その歴史の中で上下のしるし「無し」が広まったのは、
ほんの20年ほど前からです。
文章だけですと読み疲れてしまうでしょうから、ここで資料写真をご覧下さい。

これは東京印章協同組合の昭和47年のカタログです。
印影は後回しにして、まずは下の印材部分をご覧下さい。
7本紹介されていて、その全てに上下のしるし「丹」(たん)が付いております。
上下のしるし「有り」のページだけをピックアップしたのではなく、このカタログで個人用の
「実印」としての紹介はこの7本だけです。
実はこのカタログ、「正しい印章」を知る上でいくつかのヒントが隠れている素晴らしいカタログです。
作成した昭和47年当時はヒントを隠すつもりなどなく、ごく普通に作ったものだと思いますが、
業界が乱れに乱れてしまった今現在では、貴重なヒント満載のカタログです。
まずは今回の「上下のしるし」について。
これは前述した通りです。
実印って、上下のしるしが付いているのが普通だったのです。
別に上下のしるしが無くてはいけない訳ではありませんが、大抵の印鑑は上下のしるしが付いておりました。
理由はハンコを押すのに 「上下のしるしのある方が便利」 というごく普通の理由です。
では、なぜしるしが無くなり、今はそれが普通になってしまったのか・・・
しつこくてすみませんが、開運印鑑商法が原因なのです。
開運印鑑は戦前に登場しましたが、本格的に広まり始めたのは昭和40年代からです。
インターネットなど無いその頃は、今とは全く違う方法で方法で販売されていました。
詳しく書きますとあまりに話が長くなるので、それは後日にしてここでは上下のしるしの話をします。
巷の実印に上下のしるしを付けなくなった理由。
それは開運印鑑販売業者さんが考えたセールストークが原因です。
①「ハンコは自分の体(または自分の分身)だから傷を付けない方がいい」 という話。
きちんとしたしるしを 「傷」 と表現する悪意のこもったセールストークです。
ハンコは大切な物ですが 「自分の体」 という言い伝えはありません。
仮に「自分の体であり 『傷』 を付けない方がいい」のでしたら、文字を彫るなんてとんでもないですよね。
自分の体に彫刻刀(印刀)で彫るのですから。
②実印を押す書類は重要だから、上下のしるしの無い印鑑を使い、捺印時に印面を見て一息付く。
その時に「本当に押していいのか考える」という話です。
これには凶だの運だのが登場しないので、もっともらしい話に聞こえますが、これも開運印鑑販売業者さんが考えた話です。
この話はハンコにあまり興味の無い人でも意外と多く聞いた事があるのではないかと思います。
もちろん、使うご本人様が自分の意思でしるし「無し」を使う分には何の問題もありませんが、開運印鑑販売業者が
いい加減なセールストークをもとに印鑑を販売するのはいかがなものでしょうか。
上の写真を見てもわかるかと思いますが、昭和40年代の実印には、ほぼ全て上下のしるしは
付いていたという事実をまずはお伝え致します。
話は飛び、11月3日(祭日)のゴールデンタイムに新聞の予告とともに、ハンコの上下のしるし②の話がテレビに出ました。
②の話そのままですが、問題なのは印章業界を代表するかの如くの肩書で登場したお方が②を肯定してしまった事です。
簡単に言いますと、
「実印には上下のしるしが無いのはどうしてか知っていますか?」という問いに、芸人さん達が面白おかしな回答をする
クイズ番組の様な形式でしたが、微妙なのは「正しいか否か」ではなく「優しいか否か」という事を問うクイズだったのです。
まさに②の「大切な書類に押印する時は、しるしの無い印鑑を使い印面を確かめながら一息付く」という
印相屋さんのセールストークそのままが答えとして紹介されたのでした。
しかも・・・
ここからが問題の場面。
印章業界を代表するかの如くの方が、それを肯定するような場面が映し出されており、お墨付きを付けてしまいました。
これには私も驚きました。
でも、番組の構成上「正しいか否か」ではなく「優しさ」としての紹介です。
「優しさ」ですか~。
「優しさ」という個人の感情に係わる事は、「正しい」「間違っている」と断言してはいけないでしょうけど、
しるし無しが普通になったのはあくまでも開運印鑑のセールストークが原因だったのに、どうなんでしょうかね。
私は早速、番組出演者に電話をしました。
個人対個人のやりとりはブログで公開すべきではないとは思いますが、印章業会を代表するかの如くの肩書きで出演し、
その事のみに対する会話ですし、何と言ってもテレビで誤解を与えてしまう様な内容が放送されましたので
例外的に公開させていただきます。
出演者様がこのブログを読んだらご立腹されるかも知れませんが、私は出演者様自身の批判が目的ではなく
印鑑についての知識が誤った方向に認識されてはいけないので、あえてここに書かせていただきました。
(出=出演者様)
----------------
私) 私が印相体、開運印鑑を批判しているのは知っていますか?
出) 伝え聞いています。
私) 開運印鑑を販売する事は法律で禁止されている訳ではありませんが、印章文化を破壊する
印相体(開運印鑑)は扱うべきでないと考えておりますし、ましてや推奨する事などもっての他だと
考えております。
出演者様の認識を教えていただけますでしょうか。
出) 印相屋さんを推奨する事は出来ませんから、関東と関西の違いなどを説明しましたが、それらは編集で
カットされ番組の意向に沿う様な形に編集されました。
私) 現状として実印は無地(上下のしるし無し)が大半なのは私も認識しております。
でも、上下のしるし無しで、印面を確かめる時に一息付いて「捺印していいか考える」というのは
印相屋さん(開運印鑑販売店)が考えた言葉ですよね。
出) 私もそう思います。
------最後の部分は重要ですので、もう一度--------
私) ・・・・印相屋さんが考えた言葉ですよね。
出) 私もそう思います。
---------------------------------------------
文と写真だけのブログを信じられるか否かはわかりませんが、上下のしるしについてはこれが現実です。
テレビの話はこの辺で終わりにして、「(昔の)カタログには正しい印章を知る上でいくつかのヒントが隠されております」
という事について。

先程のカタログ、左ページの中央左部分を拡大します。

薄くて見づらいかも知れませんが、「印材寸法4.5cm」と書かれているのはわかりますか?
凶印だの何だので検索すると「短い印鑑はいけない」みたいな事が書かれておりますが、仮にそんな言い伝えが
あるのでしたら、印章組合のカタログに載せる事はしないはずですよね。
ちなみにこのページの一番初めの写真に写っている印材は全て45ミリです。
尚、もっと前はこんな形をしておりました。 (これ↓は東京印章協同組合のカタログではありません)

今の様な円柱状の印材もありましたが、それはごく少数派であり、昔の印鑑(印材)は装飾がほどこされた物が
多かったのです。
開運印鑑を販売する為には昔の良い印鑑、良い作風を否定しなければ売れません。
そこで昔から伝わるいい物を全否定し、書体までも新しく考えてしまったのです。
ここで再度昭和47年の印章カタログを。

このページの下部分を拡大↓

正しい書体は6書体です。
印相体はもちろん含まれておりません。
「印相体は篆書体の一部」?
確かに篆書体を変形させたものが印相体ですね。
しかし、篆書体と印相体は別のものです。
篆書体は学術的にも美術界にも認められている書体ですが、印相体は学術的には存在すら致しません。
美術界(=著名な印章技術競技会)では受賞はもちろん出品すらありません。
商業的には印相体が溢れておりますが、印相体はハンコ屋がいい加減に創作したものですので従来の篆書体とは
はっきり区別されております。
また、篆書体と印相体は必ず分けて販売されていますよね。
その点からみても、印相体は篆書体とは異なる事がわかると思います。
印章に用いる正しい書体は篆書体、隷書体、楷書体、行書体、草書体、古印体です。
一番上の写真を再度ご覧下さい。
きちんとしたカタログには印相体など無いのです。
印相体の真相を考えれば当然の事ですが・・・
つづく
★上下のしるし「無しがいけない」と言っているのではありません。
上下のしるし「無し」は私のお店でも扱っております。
妙なセールストークを考えて販売するお店がいけないという趣旨です。
・「一息付ける事」とは関係なく、しるし無しを選ぶのも良し。
・セールストークと言えど「なるほど」と考え無地を選ぶも良し。
いけないのは、今まで無かった使われ方を、あたかも昔からの慣習の様に宣伝し販売するハンコ屋です。
★昔のカタログには「いい印章」を語る上でのヒントが沢山あります。 (これは東日本印判用品商工組合のカタログです)


