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柳葉篆(ゆうようてん)

明治中期の印譜より

柳葉篆の手彫り印鑑


今日の印影はこちら

柳葉篆の手彫り印鑑

ここまで崩していると(曲げていると)大篆というより、大篆風という方が正しいですね。

今体派(今體派:きんたいは)柳葉篆の小判型印鑑です。

別名「笹文字」とも言います。

このブログには何度も登場している作風です。


もう一つはこちら
柳葉篆の手彫り印鑑
同じく柳葉篆(笹文字)ですが、切り貼りしてあるのが一部剥がれてしまっているので、単独ではボツにすべきですが

貴重な印影ですので、他の柳葉篆と一緒の紹介とさせていただきました。

ブログ編集者

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「我が町自慢」

自慢話など聞かされて気分いい人はあまり居ないと思います。

まあここは、私自身の自慢ではなく「我が町」の自慢ですので、「おらが町一番」という感じで多目に見て下さい。

他の方からは「私の町の方がずっと凄いよ」と言い返されてしまうかも知れませんが、皆さん「我が町が一番だ」

と思っていれば、隣近所の絆も深まり、町の繁栄に繋がると思いますので、ここは「自慢話」という悪意ではなく、

「みんなが自慢に思う事が町の繁栄に繋がる」とご容赦下さい。


と、前置きが長くなりましたが、先日私が所属する睦会の新年会がありました。

睦会と言いますと、そうです
神輿
お祭りの会です。

上の写真は昨年の大祭です。

私は薄緑の半纏にオレンジ色のハチマキをしており、お神輿の前方右側に

居るはずなのですが・・・写真では見えませんね。



私が所属しているのはいわゆる同好会ではなく、町会睦です。

「ご近所仲睦まじくお祭りを」という会です。

その新年会がありました。

睦会

私は最近もっぱら撮影担当です。

睦会

この新年会ですが、国会議員さんをはじめ、都議会議員さん、区議会議員さんなど、錚々たる議員さん達がお越し下さる

新年会で、「議員さんテーブル」が設けられる位です。

町からは、警察署長さん、消防署長さん、近隣の校長先生など、地元の名士が錚々と名を連ね、いつもでしたら区長さん

もお越し下さるのですが、残念ながら先日お亡くなりになってしまい、皆さんでの黙祷から始まりました。

睦会

また、アイドルグループの無償出演もあり、大盛り上がりです。

町会睦、言わば単なる町会の睦会なのですが、大勢の議員さんやアイドルグループさんが来てくれる、ちょっとばかり

自慢の新年会です。

睦会

最高潮なのは、大きな盃に日本酒を盛り、ご来場いただいた皆さんで回し飲みする場面です。

議員さんが大盃に注がれたお酒を一気飲みしている写真を安易にアップしてしまっては、議員活動に支障が出ると

いけませんので、写真は控えますが、いいものを発見。

睦会

こんなところで今体派(今體派)柳葉篆を見てしましました。

そんな新年会ですが、私は控え目にビール1杯だけにしておきました。


広がる造形の美

今回は偉そうなタイトルにしてしまいました。

古い印譜からの印影紹介なのに「古くて何が広がるのか?」と言われてしまいそうです。

まずは明治時代の実務印 印譜から。

明治時代の手彫り印鑑

私なんか、この遠目の写真一枚だけでいろいろな思いが広がります。

主に実務で用いられた法人用印鑑の印譜ですが、どうです? 今よりずっとバラエティーに富んだものだった

事がおわかりいただけるかと思います。

近年の作風がバラエティーに欠ける様になってしまった原因は、職人の不足(機械で作成した印章の増加)と

印相体をはじめとする開運印鑑の登場によってです。

前者は説明しなくてもわかると思いますが、後者の開運印鑑がその理由の一つとは。

「凶相 印鑑」 とか「凶 印鑑」 というキーワードで検索してみて下さい。

古くからある素晴らしい作風を、ペテン師達が凶だの縁起が悪いだのデタラメなセールストークを並べ、

あたかも昔からの言い伝えであるかの如く否定してしまっている影響です。

(このデタラメなセールストークはインターネットが普及する前からありました)

こんな開運印鑑商法に、老舗のお店までも真似してしまい、印章業界そのものが腐ってしまっている事も

バラエティーが少なくなった原因の一つです。

まあ印章業界の悪口を言うより腐敗を正す事の方が大切ですので、今日の辛口はこの辺でやめておきましょう。


お口直しに明治時代の素晴らしい印譜を続けます。
明治時代の手彫り印鑑

明治時代の手彫り印鑑

先日 「この様な作風↑は黒肉の方が似合う」 と書きましたが、朱肉で押された印影もなかなかいいですね。

明治時代の手彫り印鑑

よく割印に使われる形の小判型で親子枠と一本枠、なかなかいいですね。

明治時代の手彫り印鑑

商標入りの印鑑、印影自体は素晴らしいのですが、下の部分が少しピンぼけになってしまいすみません。

p1984.jpg

撮影した時は気付かなかったのですが、これはどうやら印影が滲んでいるようです。

明治時代の手彫り印鑑

太枠細字の小判型法人印です(右)

今はまずありません。

明治時代の手彫り印鑑

一番上の写真の右から5印影のみの紹介でしたが、珍しい作風のみをピックアップしたのではなく、順番に

紹介しただけでこのバラエティーさ。

やはり印鑑は流行を追う物ではなく、古いものを見習うべき類のものだと思います。

ブログ編集者


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1月16日のブログに 「『郊外散策』冬の楽しみもある」 と書きましたが、その一つを・・・

休みの日はなるべく郊外へ行き気分をリフレッシュするようにしておりますが、ただ単に行くだけではなく

凄く大げさに言えば、緑の保護の活動をしております。 (他に石碑や扁額巡りもたまにしますが)

もう一度言いますが、あくまでも「大げさに言えば」の話です。

そのご褒美として、冬には緑からいただいたもので楽しみます。

これです。

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

自然の中での焚火は、童心に戻った様な気分になれ、それに加え暖も取れるので冬は最高です。

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

一時間もすれば、この様な落ちついた状態に。

そしてここから楽しみが・・・

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

焚火と言えば焼き芋。

明治時代の手彫り印鑑ブログ 焼き芋編

時間に余裕があれば失敗も少なく、簡単に作れてしかもおいしいです。

焚火でCO2排出?

「緑の保護」のご褒美ですから、きっと地球も許してくれると思います。

と最後はかなり大げさな言葉になってしまいました。

広がる造形の美(続)

偉そうなタイトルを続けてしましました。

明治時代の同じ印譜から。

明治時代の手彫り印鑑

前の記事と同じ印譜からですが、別のページをピックアップしました。

近年の型にはまった様な作風ではなく、昔の印譜はバラエティーに富んでいて素晴らしいと思いませんか?

この様な昔の印譜を見ると造形の美への思いが広がってきます。

それを無理やり「広がる造形の美」など偉そうなタイトルにしてしまいました。


でも、こうやってランダムで掲載しているから、どれを掲載して、どれがまだだったかわからなくなってしまうのが

困りものなんですですが。

明治時代の手彫り印鑑 大篆風 今體派 柳葉篆 笹文字
まず目に飛び込んでくるのが、この契印でしょう。

ご存じの方は多いと思いますが、書類(冊子)がバラバラにされないよう、割印の様に使う為の印章です。

このブログではお馴染みの今體派・大篆風の篆書体です。

そう、柳葉篆・笹文字ですね。


明治時代の手彫り印鑑

こちらは封緘印

明治時代の手彫り印鑑

堂々たる太枠に印篆、この印篆は後に記事にさせていただく予定ですが、独特の作風が混ざっている印篆です。


明治時代の手彫り印鑑

日銀の事務仕事で使われていた印章の様ですね。

これ、ゴム印ではないですよ。

れっきとした印章です。

今、事務的に使う科目印を木口で注文する人はまず居ないと思います。

さすが明治時代、素晴らしい印章文化ですね。


ブログ編集者

印鑑簿

何度か紹介している印鑑簿です。

これはランダムに掲載ではなく、付箋で管理し順番に記事にしているので、同じ印影の再登場は無いはずです。

手彫り印鑑 印鑑簿


手彫り印鑑 印鑑簿

前にも書きましたが、100年近く前の印鑑簿ですので、ここに載っている印影の持ち主様は当然100歳以上で、

恐らくご存命ではないと思われますが、氏名、印影、住所(当時)の三点が載っているので、一部はモザイクを

掛けさせていただきました。

手彫り印鑑 印鑑簿

向かって右から紹介させていただきます。

手彫り印鑑 印鑑簿

これ(向かって左の篆書体)は今はまずしない崩しですね。

文字の端を見ると、柳葉篆である事がわかります。

手彫り印鑑 印鑑簿

これは久しぶりに八方崩しですね。

話は印鑑簿から逸れますが、ここのところ数人のお客様からの問い合わせで、八方崩し≒印相体と思われている方が

まだまだ多い事がわかりました。

その様な語句で検索すると、膨大なサイトが出てくるので無理もありませんが。

もういい加減、印相体や開運印鑑のデタラメを書き続けるのは疲れるので控えようかと思うこの頃ですが、

やはり常に正しい情報を随時更新していかないと、イタチごっこになる事がわかりました。

(疲れるとはいえ、気分が乗る時はスラスラ書いております)

印相体はデタラメであるという正しい知識をお持ちの方からは、「もういい加減にしたら?」 と呆れられているかも

知れませんが、勘違いをされてしまう方を一人でも少なくする為に、これからも(同じ内容ではあるものの)

時折書いていこうと思います。


と話が飛んでしまいましたので、印鑑簿に戻ります。

手彫り印鑑 印鑑簿

これは久しぶりの雷紋かな? と思いましたが、よく見ると「石」という文字に見えなくもありません。

「石」から始まる姓ですので、ひょっとすると雷紋風に「石」を回文にした作風なのかも知れませんね。

だとしたら何て洒落た趣なのでしょうか。

素晴らしいです。

手彫り印鑑 印鑑簿

昔の人は一般の方でも普段から筆を使う人が多かった事でしょうから、文字も立派です。

手彫り印鑑 印鑑簿


手彫り印鑑 印鑑簿


手彫り印鑑 印鑑簿


ブログ編集者

御朱印の八方崩し

戦前の御朱印印譜からです。

手彫り印鑑 御朱印

今回はこの3枚を紹介させていただきます。

ここのところ、似た事ばかり書いておりますが、この印譜もどれを紹介して、どれがまだだったかわらなくなってしまった

部分もあります。

付箋を付けて管理すればいいのですが、ご来店いただいたお客様にたまに見本としてお見せしている為、

付箋だらけの印譜を見せるのも気が引けますし、古い印譜の場合は、付箋が張り付いてしまう場合もあり、

やたらと付箋を付ける訳にはいきません。

という事で、再登場の印影もあるかも知れませんが、まずは写真奥から。

手彫り印鑑 御朱印

お馴染みの御朱印「佛法僧寶」ですね。

擦り減ってしまった様にも見えますが、擦り減るのは特殊な使い方をしない限り枠から減ります。

枠はしっかり残っていますので、この印章はこういう作風なのかも知れませんね。

細篆書体の文字の部分がしっかり写っていないのでしょう。

手彫り印鑑 御朱印

次は真ん中

手彫り印鑑 御朱印

これは吉祥模様である宝尽くしですね。

藩札にはよく彫られておりますが、御朱印にも彫られる場合があるようです。


手彫り印鑑 御朱印

これは残念。

写真のピンボケではなく、完全な押印ミスです。

親子二重枠に古い様式の印篆で、きちんと押されていたらいい雰囲気の印影だったはずです。


最後は手前

手彫り印鑑 御朱印

これぞ本物の篆書体八方崩しです。

前記事で久しぶりに八方崩しを紹介したので、ふと思い付いて載せてみました。

手彫り印鑑 御朱印

枠がありませんが、御朱印(特に八方崩し)では、枠の無いものもありますので、そのタイプです。

見ていると何かご利益ありそうですね~

いえいえ、そういう考えから印相体という汚点が生まれてしまったので、そんな観点で考えてはいけません。

八方崩しは、篆書体を読めない程に崩す作風で、部首は形を変えながらも生かすものです。

読めてしまっては八方崩しとは言えませんし、縁起・開運などのデタラメを一切含まない文字ですので

印相体とは明確に異なります。


手彫り印鑑 御朱印

最後は畳篆の佛法僧寶です。


印相体とは
プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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