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明治印譜  認印と実印

明治時代の同じ印譜からが続いてすみません。

まずは認印

手彫り印鑑 認印


続いて実印です。

手彫り印鑑 太枠細字(中輪細字) 二重枠

中輪細字(太枠細字)の美しい印影です。


手彫り印鑑

こちらは認印と個人角印です。



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長文になりますがここから先は余談です。


「やっつけ仕事」ならぬ「やっつけ更新」はいけませんね。

一日一印影(アップ)を目標にブログを続けていますが、時間の都合で7月はなかなか更新ができませんでした。

でも記事の数を2桁にしたいという根拠の無い目標で、7月31日23時後半に慌てて更新しました。

(この記事は8月1日ですが)

古い印影が好きという私の方針に共感いただいている方からの励ましのメールは何より嬉しいです。

そんな応援して下さる方へ、何とか更新をしたいという気持ちで「やっつけ更新」をしてしまいました。

まあ、そんな私の事情はどうでもいいでしょうけど、気持ちに余裕が無かった事について。



ご存じの方は多いと思いますが、私は印章業界の汚点を遠慮なく公表しております。

「業界健全化の為」という印章業界に居る者としてはごく当たり前の考えからです。

ところどころお店のURLを公開しておりますので、そこから応援やご質問をいただく事は

結構あります。

大半は応援いただける内容なのですが、まれに叱り付ける内容のメールや、どう返答していいかわからない

メールも受け取ります。

こんな事を書いてしまっては、私にメールを送ってくれた方は心外かも知れませんが、きちんとした内容の

メールを送って下さった方はもちろん該当しませんので、誤解の無いようお願いします。


どう返答していいか困ってしまうメールとは別ですが、ここ最近いただく中で多いのは

「どういう基準で印鑑を買えばいいのでしょうか」という一般論が結構あります。

そこで、私の視点でお店選びについてここで書かせていただきます。

「一般論だなんて言って、結局最後は自分のお店に注文して下さいってなるんじゃないの?」と

勘繰られてしまうかも知れませんが、もちろん最終的には「当店に」という自信はあります。

でも、それは「いいお店にすべき結論で仕事をしている」と解釈いただけると有り難いです。

もちろん、理由もなく当店を宣伝するように誘導したり致しません。

きちんと根拠も書きますので、きちんとしたハンコをお求めの方は是非最後までお読み下さい。




前置きが長くなりましたが、私の視点でのいいハンコ屋選びについて。

一言で「いいハンコ」と言っても買う方の考え方で大きく異なるはずです。

「材料が高価な印鑑こそいいハンコだ」という方や「大きければいいハンコだ」とか

中には「ハンコなんかにお金を掛けたくないから、安い印鑑こそいいハンコだ」という方も居らっしゃる

かと思います。

人によって考え方は様々でしょうから、しつこいようですが私の視点での「いいハンコ」についてです。

前置きが長い割に、答えは簡単です。

①印相体を扱っていないお店で選ぶ

②ハンコと言えば手彫り印鑑です。 本当の手彫り印鑑を提供しているお店を選ぶ。

③印鑑は文字が命です。  技量のある職人が彫るお店を選ぶ。


上の3つは必須条件で、どれが欠けてもいけません。

3つ全てを満たしたお店で、後はご自身の判断で決めればいいのではないかと思います。

では順に説明を

まず①の印相体を扱っていないお店で選ぶについて

「印相体はいい加減な文字という事は確かにこのブログで読みました。」

「それなら印相体を選ばなければいいだけじゃないでしょうか?」

というご質問もあるかと思います。

大変失礼ながら、一般のお客様では実務的な印章に精通した方は、ほとんど居りません。

(落款印は除き、実務的な印章についてです)

そういうお客様にいいハンコを紹介、案内するのはお店の役割です。

仮に、印相体を勧めなかったとはいえ、お客様が自らの意思で印相体を選んでしまったら

例え象牙を手彫りした印鑑でも価値は台無しです。

きちんとした文字を選んだお客様にはきちんとした印鑑を提供するお店であっても、

お客様が印相体を選んでしまったら無価値な印鑑を提供するとは何ごとでしょうか。

印章業界には深刻な二つの汚点があります。

その一つが印相体を始めとする開運印鑑です。

当たり前ですが、ハンコの注文はロシアンルーレットではいけません。

きちんとした知識をお客様に提供しているお店を選ぶ事から始まります。

業界の汚点というマイナスからゼロを探すという事からハンコ選びは始まります。



②の「本当の手彫り印鑑を提供しているお店を選ぶ」という事もマイナスからゼロへという事です。

印章業界の汚点のもう一つに「手彫り印鑑の嘘」があります。

印鑑の彫刻は「機械彫り」「手仕上げ」「手彫り」の3通りがありますが、やはり手彫りが一番です。

印鑑は印影が命ですので、彫刻過程は文字通り「過程」に過ぎません。

ですので、文字さえ手彫りと変わらなければ、手仕上げでも結果はほぼ同じです。

でも、結果が同じでしたらやはり手彫りがいいでしょう。

それについては③でも説明させていただきますが、「手彫りは過程に過ぎない」とはいえ

大前提である「手彫り」が嘘であっては過程を語る以前の問題です。

印章業界ではこの嘘が大部分を占めているのです。

「印相体はデタラメ文字」、「手彫りはほとんどが嘘」という驚きの事実を基に業界が成り立って

しまっているのが現状です。

「えっ でもネットで手彫りと検索すればたくさん手彫り印鑑のお店が出てきますよ」とお思いの方。

私の知るところでは手彫り印鑑と銘打って本当に手彫りをしているお店は0.1%かそれ以下ですね。

全てを調べる事は不可能ですが、まあそんなところです。

ではどうすれば本当の手彫り印鑑を求める事ができるのか。

それは「手彫りしている途中の写真」を複数要求する事です。

詳しくはこちら→ 手彫り印鑑の定義ほか(副題) をお読みいただけますでしょうか。

インターネット、実店舗問わず、ハンコ屋さんの大部分は零細なお店です。

写真満載のホームページで宣伝しているお店ならば、是非注文した印鑑を手彫りしている途中の写真を

依頼しましょう。

手彫りしている写真を載せているホームページのお店であれば、きっと快諾してくれる事でしょう。




③「文字が命、技量のあるお店を選ぶ」 は説明無しでもご理解いただける事でしょう。

しかし、一般のお客様は篆書体について詳しくない方がほとんどです。

どうすればいいのでしょうか。

そこに①と②が関係します。

信用のおけるお店に相談する事です。

篆書体について詳しくなくても、きちんとしたお店を探すポイントさえ心得ていれば、きちんとしたハンコを

作る事ができるでしょう。

手彫り印鑑の良さにつきましては過去の記事→良さ・特徴・趣【どういいのか】も是非お読み下さい。




いかがでしたでしょうか。

私の文章は批判が多いので、その点については私自信が批判の対象になってしまうかも知れません。

しかし、それはそれとして上の①~③は誰もが納得できる内容ではないでしょうか。



私は小さな印章店の一経営者にしか過ぎません。

小さいながらも商売を営んでおりますので、売り上げは多い方がいいです。

でも

お客様を騙してまで儲けようとは考えられません。

きちんとした物を販売していれば、きっとわかってくれるという事を信念に商売を営んでおります。

今や巷のハンコ屋で印相体を扱っていないお店を探す方が困難な時代となってしまいました。

印相体で注文も多いと聞いております。

「ハンコはこうじゃなくちゃいけないよ」とお客様が胸を張って見せてくれた印影が印相体だった。

なんて事は印章店を営んでいれば結構あります。

しかし、印章技術競技会に印相体は絶対に出品されていない現状は一般のお客様はご存じない事でしょう。

(きちんとした競技会を前提とします)

文字の業界、つまり書道界で印相体などを説くと、嘲笑の的になってしまう事は開運印鑑をお求めの方は

ご存じないでしょう。

書道と印鑑は別とお考えですか?

いえいえ

書道で通用せず印章で通用する文字などありません。  (評価基準は若干異なります)



書家でもあり篆刻家でもある方は大勢居ます。

印相体などというものは、篆刻家にとっては「字のクズ」みたいなものです。

「こいつは批判ばかりしてけしからん奴だ」と私自信を批判するのは結構です。

しかし、「字のクズ」を「いい物です」と言って売り付けるお店で業界がおかしな方向へ

行ってしまっているという事だけはわかって下さい。








ブログ編集者 はんこの印善         開運印鑑とは



五人組帳

五人組帳の第五段です。

手彫り印鑑 五人組帳


時間が開いてしまいましたが、前回の続きです。


五人組帳の手彫り印鑑

こちらは上段  写真右より 組頭 久治郎さん 忠兵衛さん 栄助さん 源七さん (〆四人)





五人組帳の手彫り印鑑

次に下段 写真右より 組頭 庄二郎さん 嘉吉さん 佐吉さん 左登さん (〆四人) です。

以前も書きましたが、使用者と印文(印影の名前)が異なるものが多いようです。






ブログ編集者 はんこの印善         開運印鑑とは













戦前の印判用品カタログ

当店と以前取り引きのあった問屋さんからいただいた戦前の印判用品カタログです。

戦前の印判用品カタログ


目次ですが、小さい冊子ですので拡大を

戦前の印判用品カタログ

古い印鑑に興味のある方は、目次をご覧いただいただけでワクワクするのではないでしょうか。

トカゲサックというのはトカゲの印鑑ケースの事です。

KF印鑑ケースも以前は「KF印章サック」という名でした。

(このカタログのケースはKF印章サックの製品では無いと思います)

左下「坪付き」というのは、ダルマ印の事です。

別名、夏目とも呼ばれていました。


夏目ではありませんが、カタログの1ページ目から
戦前の印判用品カタログ

二寸というのは今主流の丈が60ミリのタイプです。

一寸五分というのは45ミリ、一寸二分というのは36ミリ丈の印材です。

実印で丈(長さ)が36ミリというと皆さん驚いてしまうかも知れませんが、昔は別に珍しいものでは

ありませんでした。


戦前の印判用品カタログ

象眼入りと書いてありますね。

おそらく象嵌の事でしょう。

丹入りとありますが、丹も普通でした。

牙フタというのは朱肉入れ(肉池)の飾り蓋が象牙で出来ている事です。

戦前の印判用品カタログ


戦前の印判用品カタログ


戦前の印判用品カタログ

実印の紹介ですが、画像は角型ですね。

今では角の実印はまずみませんが、昔は意外と多くありました。

私のお店では今でもあります。

戦前の印判用品カタログ

最後は回転ゴム印紹介ページの画像です。

カタログ自体が小さいですので画像ではよく見えないかもしれませんが、戦前での昭和一桁の時のもの

である事が回転ゴム印の表示からわかります。

戦前の印判用品カタログ



ブログ編集者 はんこの印善         開運印鑑とは





明治初期の手彫り印鑑

明治初期の実務印鑑 印譜です

明治初期の手彫り印鑑

左右の空間を十分に開けた字配りで、古風な折り曲げが特徴的です。


明治初期の手彫り印鑑

こちらはずっしりとした太枠に対比する細めの楷書体。

明治初期という事で、押印にも黒肉が使われています。





明治初期の手彫り印鑑


ブログ編集者 はんこの印善         開運印鑑とは



明治初期の手彫り印鑑 続

明治初期の実務印 印譜 第二弾です。 

第二弾といっても、既に何回も明治初期の印譜は何回も紹介させていただいていますよね。

あくまでも今回の繋がりで第二弾という事です。

明治初期の手彫り印鑑

印譜の半分以上が黒肉で押印されていますね。



明治初期の手彫り印鑑

今回はこちらですが、同じ印文で他の印影もありました。


明治初期の手彫り印鑑

上中央のしるしは何のしるしかはわかりません。



久しぶりに大きさの比較です。

明治初期の手彫り印鑑



明治初期の手彫り印鑑




ブログ編集者
プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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