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御朱印

今回は個人的な思い入れのある印影をピックアップさせていただきました。

手彫り印鑑 御朱印

昭和6年に押された江島神社(江ノ島)の御朱印です。

手彫り印鑑 御朱印

摩耗だと思いますが、印影はよく写っておりません。(↑)

しかし、印篆である事はわかりますね。


下は印文の通り岩屋(洞窟)の参拝記念印です。

手彫り印鑑 御朱印

冒頭の個人的思い入れとは

江ノ島といえば関東の人にはお馴染の観光地ですね。

わたくし事ですが、今から数十年前の若い頃、一時江の島の近くに住んでいた事があります。

江の島でもよく遊び、橋とは反対側の岩場にある岩屋洞窟の付近でも何度となく遊びました。

今、といっても最後に行ってから5年位は経ちますが、洞窟は整備され観光地化されています。

でも、私が近くに住んでいた頃は廃墟というか単なる洞窟でした。

入口には「危険立ち入り禁止」「落盤注意」という看板が掲げられていたのでやたらと入ったりは

しませんでしたが、「肝試し」のような感覚で何度か中に入った事があります。

当時の洞窟は、前述した通り廃墟のような感じだったのですが、すっかり錆びていたとはいえ

落盤から守るフェンス状の古い坑道のような通路がありました。

施設(坑道状の通路)が古く錆びている為、友人達と勝手に「戦争時の防空壕だったんじゃないか?」

などと言っていましたが、後になって印影を見て、昔は参拝されていた洞窟だったのだと知りました。

当時の状態は参拝する環境が以前あったとは微塵も感じられない荒れた状況でした。

あの荒れていた場所も昭和6年当時は参拝するような整備された洞窟だったのだと知り、印影を見た時は

時の移り変わりを深く感じたものでした。




藩札

久しぶりに藩札を紹介させていただきます。

といってもここは藩札ブログではなく手彫り印鑑ブログですので、印影やその後明治印判師の原点となった

彫刻の画像を中心に紹介させていただきます。

藩札に押された手彫り印鑑

今回は向かって左 播磨國(現 兵庫県)上松村の私札です。


藩札に押された手彫り印鑑

この私札は他にも数種類ありますので、順次載せていきたいと思います。


藩札に押された手彫り印鑑

裏面は上に八方崩しで彫られた分銅型印鑑、下には大篆(柳葉篆)で彫られた印が押されています。


藩札に押された手彫り印鑑

吉祥模様は彫られておりませんが、文字が美しく典型的な古風の印影も楽しめるので私のお気に入りです。

藩札に押された手彫り印鑑



くっきりとした太枠に細篆書体の美しい古風の印影です。

藩札に押された手彫り印鑑


八方崩しで彫られた分銅型の印鑑です。

藩札や明治時代の印鑑には分銅型も意外と多かったのですが、分銅型といっても丸型ばかりでなく

小判形をベースにしたものや、左右の丸の大きさにもそれぞれ違いがありました。

藩札に押された手彫り印鑑(分銅型)(八方崩し)



最後は大篆(柳葉篆)で彫られた印鑑です。

藩札に押された手彫り印鑑



ブログ編集者 はんこの印善










茶切手

引き続き藩札です。

江州大森銀壱匁札。

中央にどっしりとした小判型の印影が目立ちます。

藩札に押された手彫り印鑑


こちらは何と言っても八方崩しの分銅型印鑑です。

藩札に押された手彫り印鑑


中央部分が薄くなってしまっているのが非常に残念ですが、実務的な印鑑に今はまず使われない印篆に

どっしりとした太枠が似合う素晴らしい小判型印鑑です。

藩札に押された手彫り印鑑

印影は小さいですが、本物の八方崩しです。(↓)

藩札に押された手彫り印鑑


藩札に押された手彫り印鑑



藩札に押された手彫り印鑑


印が押されている為写真ではよく見えませんが、七福神が丁寧に彫られています。

藩札に押された手彫り印鑑


茶切手だけあって、茶つぼ型の印影です。

お茶屋さんの印鑑はこのような茶つぼ型が多くありました。

まあ当然といえば当然でしょうけど、その印影は改めて紹介させていただきたいと思います。

藩札に押された手彫り印鑑


最後は迫力のある本物の八方崩しの分銅型の印鑑です。

「太枠細字」で彫られた本物の八方崩しの篆書体です。

藩札に押された手彫り印鑑



ブログ編集者 はんこの印善





米切手

藩札シリーズ第三段 米切手

和州(現 奈良県)両村 銀壱匁

藩札の手彫り印鑑


藩札の手彫り印鑑

大黒様が描かれた(彫られた)典型的な古札です。

藩札の手彫り印鑑

毎度同じ表現ですが、太枠細字で彫られた本物の八方崩しです。

藩札の手彫り印鑑


こちらも太枠細字、且つ角型の八方崩しです。

これも本物の篆書体の八方崩しであり、印相体ではありません。

藩札の手彫り印鑑

吉祥図として有名な蓑亀が綺麗に彫られています。

藩札の手彫り印鑑



藩札の手彫り印鑑



藩札の手彫り印鑑



藩札の手彫り印鑑



ブログ編集者 はんこの印善








米手形

藩札シリーズと銘打って連続で載せていますが、そのシリーズも今回で一旦終わりです。

大和國 満願寺 米手形

手彫り印鑑 藩札


手彫り印鑑 藩札

畳篆の朱印と八方崩しの黒印が押されていますね。

手彫り印鑑 藩札

こちらも八方崩しですが、これは枠が無い珍しいタイプです。 (摩耗ではありません)

上には紫で押された印篆の分銅型印鑑が押されています。

下に彫られている印篆も印章人には参考になります。

手彫り印鑑 藩札


左右には縁起模様である青海波が美しく彫られていますね。

中央下の印篆も美しく彫られています。

手彫り印鑑 藩札


手彫り印鑑 藩札


手彫り印鑑 藩札


手彫り印鑑 藩札




ブログ編集者 はんこの印善






太枠細字

「ここはいつから藩札ブログになったんだ」という声が聞こえてきそうなくらい藩札が続いてしまいましたが

今回は久しぶりに実務印鑑です。

明治時代の実務印 印譜より。

手彫り印鑑 藩札


古き良き時代の典型的なタイプ「太枠細字」です。

明治時代の手彫り印鑑 印譜

太過ぎでしょうか。

それとも文字が小さ過ぎでしょうか。

確かに文字は他の印鑑と比べれば小さいですが、印鑑は枠も含めて考えるものですので、

(好みにもよりますが)文字が小さければ…文字が細ければ貧弱などという事はありません。

このような認印もインパクトがあっていいじゃないですか。

印章文化が華やかだった明治時代には様々なタイプの印鑑があったので、このような字配りで彫られた

印鑑でも何ら違和感がありませんでした。



まあ、これが文字が小さ過ぎというのであればこの位はいかがでしょうか。

中輪細字の手彫り印鑑


ブログ編集者 はんこの印善









角印

今日の印影はこれです。

手彫り印鑑 角印


手彫り印鑑 角印

京都学生柔道連盟となっていますね。





ブログ編集者 はんこの印善




朱白文相間印 (柳葉篆)

明治中期の印譜より

朱白混合

今回はページ右下の印影を紹介させていただきます。

大篆(柳葉篆)

大篆(柳葉篆)の朱白文相間印です。

よく見ると二重枠になっていますね。

細かいところにもこだわりが見えます。

大篆(柳葉篆)

画像は大きいですが実際は小さな印鑑です。




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今回は記事に一旦線を引きました。

特別な意味はありませんが、手彫り印鑑の話題から逸れますので線引きを。

「一日一印影」を目標に4月は頑張ってブログを更新してきましたが、5月に入って

急に減りました。

特にゴールデンウィーク後は全く更新しておりませんでした。

実はお祭りの幹事(20人位の幹事の一人)として本業以外の仕事があったからです。

下の写真はその時のものですが、やはりお祭りはいいですね。

たった3日間の為にですが、町会役員さんも含め何十人もの人達が数カ月も前から準備をして

町全体が一つになれるような気がします。

笑い有り、感動有りの3日間、一つのお神輿に数百人もの担ぎ手が集まる迫力満点のお祭りです。

神輿



たまには私自身の写真も載せてみます。

周りの人に承諾を得ていないので、すみませんがぼんやりとした写真で

(前列で写真を持っているのが私です)

睦会



仕事で深夜に寝て、お祭りの片付けで早朝に起きてという事が数日続いたら風邪をひいてしまいました。

「太く短く」ではなく「薄く長い」風邪で、仕事を休むまでではないのですが、いまだ本調子ではなく

お祭りが終わってもブログの更新が疎かになっておりました。

睡眠を多くとって早く治さねば・・・

四角い認印

明治時代中期の印譜より

一見、どうって事の無いような個人の四角い認印ですが、このような篆書体の崩しは

今ではまず彫られておりません。

四角い認印、実印もこの頃は(丸型の方が多かったとはいえ)ごく普通にありました。

角型認印





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このブログを読んで下さっている方で「最近、記事の文章が単純でつまらない」とお思いの方

少しは居らっしゃるのではないでしょうか。

と、勝手に書いておりますが、毎回珍しい印影ばかり紹介できないのは昔の印譜でも珍しい印影ばかり

ではありませんのでご理解をお願い致します。

あと、頻繁に印相体(開運印鑑)の批判をしていたのが、文章がシンプルになったと同時に、若干批判が

少なくなった事は確かです。

批判が少なくなった方が読みやすいとは思いますし。

実は以前の記事→ 印相体、開運印鑑の嘘 という記事を書いて少しは控えようかなと考えたからです。

開運印鑑というのがデタラメであっても批判ばかりではつまらないですもんね。

上の一記事で印相体や開運印鑑が無くなるとはとても思えませんが、印相体がデタラメ文字である事を

私以外の言葉によって明かす事が出来た内容だと思っておりますので、一旦休止としました。



でも、巷では開運印鑑の勢いが衰える気配は全く感じませんので、また書きますよ。





ところで、上にリンクした過去の記事(印相体、開運印鑑の嘘の一番最後に書いた「宿題」である

手彫り印鑑のデタラメについては既に他で書いておりますのですみませんが→ こちら をお読みいただけますでしょうか。

上のリンク先にも書きましたが、本当に手彫りされているかの証明は全ての彫刻過程を全て見ているか

途中の写真をもって証明するしかありません。

(彫刻過程の一部の見学では意味ありません)


写真で証明という販売店は私が最初に始めた事ではありません。

最近はいかにも本当に手彫りしている雰囲気を出しながら、手彫りしていない印鑑を販売しているお店が増えたので

私が手作りしたサイトではリニューアルして「手彫り印鑑を注文する際は必ず写真を依頼しましょう」

と目立つように改めました。

写真は私が元祖ではありませんが、この方法が定着すれば本当に手彫り印鑑を提供しているお店に共通して

いい事になるのではないかと思っております。


誤解しないでいたっだきたいのは、彫刻途中で機械を使用する「手仕上げ」がいけないのではありません。

私のお店でも「手彫り」以外「手仕上げ」でも承っています。

彫刻方法に問題があるのではなく、「嘘」がいけないのです。

ハンコは印影が重要です。

彫刻方法はあくまでも過程です。

しかし、手彫りという過程を望んでいるお客様を騙していいはずはありません。

印影が重要ではあるものの、「嘘」が混ざっていれば論外です。

「嘘はいけない」というのは社会の常識ですし、幼い子供でもわかっている事です。


例えば、「手編みのセーターだと信じて買ったら、大部分が機械で編まれたセーターだった」なんてがっかりですよね。

その事をお店に苦情を言ったら「セーターは保温性がなによりですよ」という回答があったとします。

「ハンコは印影が重要です」に似てませんか?

論点がズレています。

それは、わざと論点をズラし話の矛先をごまかしているのです。

実際に私は何度も同業者さんに嫌味を言われた事があります。

私に嫌味を言う同業者は・・・

そう。

決まって「嘘の手彫り印鑑」を販売しているお店の方です。

・ハンコは文字が重要です。

・でも、彫刻工程も重要です。

・そして社会では「嘘」「ごまかし」「紛らわしい」はいけません。

印章業界は三番目の「社会で重要な事」が欠けています。

ですから、本物と偽物(偽者)を見分ける為に「手彫り印鑑」だと思って注文する場合は、

必ず彫刻途中の複数の写真も依頼しましょう!

理由は「記念に」と言うだけで十分だと思います。

金額の大小は関係ありませんが、現実問題として千円位のもので写真を依頼するのは気が引けると思います。

しかし、高価な手彫り印鑑を注文する時は、そのぐらいの希望を受けてくれてもいいはずですよね。

ですから、堂々と依頼してみましょう。

喧嘩を売る事が目的ではないので、言葉はあくまでも丁重に、しかし気持ちは堂々と依頼してみましょう。

ホームページに写真を載せているお店でしたら快く応じていただけるはずですよね。

手彫り印鑑の字入れ

手彫り印鑑の粗彫り 

手彫り印鑑の粗彫り


編集者 はんこの印善 





プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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