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丁寧な粗彫り

今回の記事は前の記事の補足としてです。

古い印鑑を用意しました。

両方とも私が頻繁に使う言葉「古き良き時代」の典型的なタイプです。

手彫り印鑑

どちらも黒水牛の寸五と呼ばれる丈が45ミリのもので、左はダルマ印です。

左の印鑑はボディーの形が右とちょっと異なるのがおわかりでしょうか。

昔の手彫り印鑑

前の記事では

1)きちんとした手彫り印鑑は丁寧な粗彫りがされている事。

2)土手を故意につける彫り方(粗彫り)は雑な彫り方である事。

この二つを説明しましたが、下の写真を見ていただければ粗彫りが丁寧に彫られている事は

おわかりいただけるかと思います。
古き良き時代の手彫り印鑑

私の撮影技術の問題ではっきりと見えないかも知れませんが、細部まできちんと彫られていて

いわゆる「土手」はほとんど見えない事はご確認いただけるかと思います。

手彫り印鑑

土手がほとんどない事は粗彫りが丁寧にされている証拠であり、本来の手彫り印鑑の姿です。


丁寧な粗彫りの手彫り印鑑

前の記事と重複しますが、機械彫りや通常の手仕上げ印鑑も土手はできません。

ですので、字入れと粗彫りの途中の写真が手彫りである証拠となります。

◎この写真の印鑑は昔彫られたものですので工程途中の写真はありません。



撮影はクローズアップレンズを使った為、ピント焦点の関係で一部ボヤけている箇所がありますが

ご容赦下さい。


WEBMASTER はんこの印善

珍しい印鑑

古き良き時代の印鑑です。

明治時代~昭和初期のものです。
古き良き時代の手彫り印鑑

今では恐らく(販売品では)全く見られない牙次のダルマ印です。

手彫り印鑑 牙次ダルマ印

大きさを比較する物がないと普通の大きさに見えますが、実は訂正印サイズです。

手彫り印鑑 牙次ダルマ印
勿体ぶって申し訳ございませんが珍しい印鑑《後編》に続きます。


古き良き時代の手彫り印鑑を webmaster はんこの印善

古き良き時代(ビンテージ)

今回はお店の宣伝を兼ねてビンテージ品の紹介をさせていただきます。

ビンテージの印鑑など聞いた事が無いと思いますが、しつこいほど私が用いる言葉

「古き良き時代」の印鑑(印材)です。

よくありがちな「訳あり商品」という名の処分品ではありません。


何十年も前に作られた印材ですので色落ちや傷は確かにあります。

しかし、あくまでもビンテージでありもちろん中古品や再利用品ではありません。

まずは印判カタログから

昔の印章カタログ 手彫り印鑑
これは明治時代の印判広告ですが、写真の上に書いてある通り昔のカタログを紹介したものです。

(これは昭和49年のカタログに載っている写真です:広告自体は126年前のものです)

角印の印材が描かれていますが、印材の上の部分(印面ではなく反対側です)の形を下の写真と比べてみて

いただけますでしょうか。

手彫り印鑑 角印(印材)

この印材は今使われているごく一般的な形で、印相印に用いられる極度のカド丸印材を除くと

ほとんどの角印はこの形をしております。

上のカタログに載っている印材と明らかに上の部分が違いますよね。

そしてこちらビンテージ品です。
手彫り印鑑 昔の角印

古き良き時代の手彫り印鑑

これらはリメイクした印材ではありません。

印材製造元に依頼しても現在では作成を引き受けていただけない貴重な材料です。

まだ準備はできておりませんが、「古き良き時代の印鑑」を基本姿勢とする私のお店で

近々注文をお引き受けさせていただく予定です。

という事で宣伝で恐縮です 【 古き良き時代の印鑑 はんこの印善 】


写真で紹介させていただきます

昔の手彫り印鑑

写っている印材が重複していますがご容赦下さい。

手彫り印鑑 象嵌・牙次・桑印材

民生・象嵌・手彫り印鑑
幻の印材「民生」です。


左端の濃い茶色の角印は桑の印材です。 

桑の角印に半分隠れてしまっていますが、後ろは牙次の割印です。

象嵌、坪付き、牙次、桑印材など、ビンテージ印鑑は完全手彫りでどうぞ
手彫り印鑑 ビンテージ



最後にもう一度宣伝で恐縮です

古き良き時代の手彫り印鑑は はんこの印善

江戸職人の印判

明治初期の印譜からですが、押されている印影は明治7年までのものですので

職人自身は江戸時代生まれのはずです。

ですから私が勝手に「江戸職人」と銘打ちました。

手彫り印鑑(江戸職人)


今回はこちら

江戸職人の手彫り印鑑

この時代、朱肉の使用は許可されていたはずですが、主流は黒肉だった事が印影からわかります。

今、会社の実印(登記用印鑑)と言えば役職名のまわりに会社名を回り文字に字配りした円が二つある

回文(かいぶん)という字配りが一般的ですが、それは明治中期以降の事です。

それまではバラエティー豊かにいろいろな字配りがされたものです。

もちろん回文もありましたが、一概に言える事は今より大き目の印鑑が主流という事です。

手彫り印鑑
約1寸(30ミリ)の今でしたら大きな印鑑ですが、この頃の商店などの印鑑としては普通サイズです。
(この印影は1寸弱です)

余談ですが、昔は商店などの印鑑は今より大き目、個人の実印は今よりやや小さ目が主流でした。

個人の場合、男性は15ミリ又は13.5ミリ、最大でも18ミリといった感じです。

印鑑を買うお客様にとって大きさ(直径)は大いに気になるところだと思いますので

大きさについては後日改めて書かせていただきます。


印影は一つひとつ紹介していきたいのですが、上の印影も写ってしまったのでこちらも

明治初期の手彫り印鑑

太枠細字で文字を枠に付けたタイプの印影です。


ブログ管理人 はんこの印善


プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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