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四角い実印

今はほとんどみられなくなりましたが、昔は意外に多かった四角い実印です。
多かったというのは語弊がありますね。
「今はほとんど見られない割に」意外とあったと言うのが正しいでしょう。
四角い手彫り印鑑(実印)

印影とは関係ありませんが…
ここのところブログの更新があまりできておりませんでした。
古い手彫り印鑑の資料ブログで、画像はほとんどが印影ですのでブログの人気を上げる事より
自由に自分の好きなものをインターネット上で公開する事を目的としておりました。

ブログの目的は「商売第一」ではありませんが、もちろん、このブログを見ていただいた事が縁で
印章のご注文をいただければ何より嬉しい事ではあります。
そんな感じで自由に書いていた記事ですので何かある時は記事が書けなくなってしまいます。
3月は 8件 これは地震の影響です。
4月は落ち着いて39件
このぐらいのペースで書いていきたいものですが、5月はたったの4件です
7月も5月と同様4件ですが、ここでブログを見て下さっている方から嬉しい連絡をいただきました。
「ブログ楽しみにしておりますが…  今月は更新が少ないので…」
「資料以外の記事も書いていただければ…」
などです。

「希望的観測」ならぬ「悲観的予想」で同業者さんの目に留まる事はあっても一般の方にはほとんど
読まれていないと思っていたブログでしたが、少ないながら読んで下さっている方は居たんですね。
販売サイト上でも同じようなブログは書いておりますが、公私混同しないよう、私的な事は書かない
方針でした。
まあこちらは販売サイトではありませんので、考えてみれば「公」も「私」もありませんね。
羽目を外さなければたまに「混同」してもいいかも知れません。

という事で、前置きが長くなりましたが法事ついでに1泊の小旅行をしてきましたのでその時の写真を
掲載させていただきます。
一般の民家を勝手に撮ってしまったので場所は内緒という事で

海に面した静かな漁村です
手彫り印鑑「小旅行」

こちら、右の白い建物と木造部分がくっ付いた建物ですが、長い一軒家です。
そして奥は防波堤しか見えませんが、その先(左)は海です。
「昔は間口の幅によって税金が決められたので…」という建物です。
印章以外は専門ではありませんので知ったような説明はそこそこに別の写真を
手彫り印鑑小旅行

補修した跡がありますが、左から右まで同じ家です。


手彫り印鑑小旅行

建物の海側です。
砂利道の左側は道路を隔てるともう海です。

手彫り印鑑小旅行

手彫り印鑑 小旅行

手彫り印鑑 小旅行

手彫り印鑑 小旅行

上に「偉そうな説明は」と書いた事に反するようで勝手な想像を書いてしまいます。

建物の写真は全て海側から撮っております。

(最初の2枚は反対側からの撮影ですが、その2写真の家も海に面した建物です)

海に面した建物という事は、今風に言えば「オーシャンビュー」とでも言ったところでしょうか。

でも、この集落はそのような横文字とは縁がないような造りです。

海からの塩分を含んだ風は金属をすぐ錆び付かせるので、決して海に面した事がいいとは

限らないそうですが、そういう理由だけではない気がします。

勝手な想像で大変失礼なのですが、ここは昔からつつましやかに暮らしていた小さな漁村なのでは

ないでしょうか。

もちろん今は街に働きに出ている人も多いとは思いますが、昔は海の幸を自分たちの生活の糧(販売も含め)

になる分だけ採って地味に暮らしてきた集落で、地に足の付かない無理な贅沢など目指さず、

つつましやかに暮らすものの各家庭ではごく普通の幸せがあった「古き良き時代」などと

勝手に想像してしまいます。


★仮にまるで違っているようでしたら大変失礼しました。

龍紋

明治時代の龍紋は何度も登場しておりますが、それほど多かったという事です。

もちろん「今よりは」という言葉が付きますが。

スキャナー画像ではなくカメラ撮影で、ピントがうまく合わなかったのでちょっと滲んで見えて

しまいますが、実物の印影は鮮明なものです。

手彫り印鑑 龍紋




ここで前記事の続き 「小旅行」続編

インターネット販売の都合上店休日は設けておりますが、店休日といっても遊んでいる訳ではありません。

支店の店舗業務などで普段私はほとんど休みがとれないので、法事ついでの小旅行でしたが

非常に有意義な旅行になりました。

手彫り印鑑 雁木

上越の市街地にある雁木通りです。(通りの名称ではなく雁木のある街並みという意味です)

雪深い地方の冬の苦労を知らずに「風情深い」など言ってはいけないのでしょうけど

東京在住の私には新鮮な風景でした。

手彫り印鑑

商店街アーケードのように公道が雁木になっているのではなく、各家々の敷地だそうです。

確かに、言われてみれば公道とは雰囲気が異なります。


雁木 手彫り印鑑

これは雪下ろし時に使う梯子でしょうか。


雁木通りを過ぎると寺町になりました。
驚くほどお寺が密集しています。

手彫り印鑑
どのお寺という訳でもなく、ふと停まって見学

お寺の由来よりも紗綾形、龍刻など素晴らしい彫刻が気になってしまいます。


手彫り印鑑


場所は変わり、こちらは善光寺です
手彫り印鑑・善光寺

巨大な木造建築物に圧倒されます。

善光寺・手彫り印鑑

善光寺は二度目なのですが、何回行ってもいいところだと思います。


手彫り印鑑・善光寺

手彫り印鑑・灯篭

保存状態がいいので新しい灯篭に思えてしまいますが、造られたのは江戸時代のようです

手彫り印鑑・灯篭・江戸時代

龍紋ではなくよく見ると象ですね



善光寺から離れ帰路の途中立ち寄った場所です。

ここは昔に戻ってしまったかのような街並みです。

手彫り印鑑・古い街並み

映画村ではありません。
実際に暮らしている一般の住宅です。
江戸時代にでもきてしまったかのような雰囲気にしばし感動。

手彫り印鑑・古い街並み

手彫り印鑑・古い街並み

手彫り印鑑・古い街並み

手彫り印鑑・古い街並み

手彫り印鑑・古い街並み

ハンコ屋としてこんな瓦にはつい見入ってしまいます。

手彫り印鑑・古い街並み


住んでいる方にはとってはどうって事ない風景なのでしょうが、東京在住の私には何もかもが新鮮でした。

手彫り印鑑・古い街並み


手彫り印鑑・古い街並み

手彫り印鑑・古い街並み


法事を兼ねた1泊2日の小旅行で非常に有意義でしたが、一つ大事な事を忘れていました。

自分の年齢と体力です。

東京から出発し一路新潟へ。

初日は法事でしたので、観光出来たのは2日目のみでした。

1日目は早朝起きて法事・→法事を済ませ夕方新潟から宿を予約した上越へ。

2日目は北陸から長野を通ってきたのですが、東京に近付いて少々渋滞もあり非常に疲れました。

充実した小旅行でしたが、有意義なな思い出と共に疲労も付いてきてしまいました。

もう若くはないんだという事と、長野県の広さを甘くみていたのかも知れません。










手彫り印鑑はんこの印善

開運印鑑について

手彫り開運印鑑






これは珍しい形の巴印鑑です。

巴の手彫り印鑑

印章(はんこ本体=印顆)がどのような形だったのか興味深いところです。









開運印鑑

手彫り印鑑

法人の印

今、法人登記用の印鑑(代表者印)のほとんどは18ミリ丸です。

ですので、社で使用する印鑑もそれ以下のサイズがほとんどです。(角印を除きます)

しかし、昔はこのように大きな印鑑も多々ありました。

回文(回り文字)の向きに注目して下さい。

手彫り印鑑 回文 


真ん中の印影もそうですが、左右の小判型印影も情緒豊かなものです。

小判型手彫り印鑑

こんな情緒豊かな印が押された書類を受け取ったら嬉しい事この上ないです。

手彫り印鑑・小判型






開運印鑑 

手彫り印鑑

はんこの印善

太枠

どこの印章店でもお客様からの注文で必ず確認する事があります。

書体の希望です。

篆書体を希望されるお客様の(近年の)傾向は太字(細枠)が多いです。

当店では比較的細字(太枠)を選ばれるお客様が多いですが、他店さんに聞くとほとんどが

太字(細枠)だそうです。

細字の篆書体を受け付けていないお店も今は多いようです。

細篆書を避ける理由として、名前(文字)が貧弱というご意見が非常に多いです。

まあ、買い物の主人公はお客様ですので、お客様のお好みが一番優先されるのですが、

いろいろな印影を紹介し、文字の線が細い事が必ずしも貧弱になる訳ではないという説明を

する事も大切だと思います。

太枠篆書体

太枠印鑑

これは篆書体ではなく古印体ですので冒頭の説明とはちょっと異なりますが、太枠の目立つ印影という事で

紹介させていただきます。

印鑑は(例外もありますが)枠があって成り立っているものです。

文字の太細だけで貧弱か否かというのは間違っています。

もちろん、楷書体を必要以上に細くしてしまっては確かに貧弱になってしまいますし、

お客様が貧弱だと思えばやはりお客様の意向を優先させなければいけないですが、篆書体の成り立ちなどを

考え、適切にお客様へ説明するのも印章店の正しい営み方だと思います。

手彫り印鑑
「篆書体は太ければいい」というものではありません。

(もちろん太くてはいけないという訳でもありません)

篆書体以外の書体も混ざっておりますが、枠、文字ともに太細混ざった素晴らしい印影です。




実は、今回は最初にこの印影を使おうと思ったのですが、既に先日紹介してしまったので今回は参考として
太枠細字の手彫り印鑑

小さな印影をあまり拡大し過ぎると印象が変わってしまいますので、参考として小さな画像を
太枠細字の手彫り印鑑


最後は見開き同じページに押してある角印印影を

手彫り印鑑




開運印鑑について

はんこの印善


手彫り開運印鑑







明治時代の印影

手彫り印鑑


癖のある楷書体ですが、「携帯者待受」と書いてありますね。
隣を見れば明治時代の印影である事はわかりますが、「者」を抜かせば「携帯待受」となり
携帯電話が普及した今にち使われる言葉と同じになります。(特に意味はありませんが)
手彫り印鑑


印譜同ページの印影を
手彫り印鑑・明治時代

ゴム印ではありません。
木口印章です。

手彫り印鑑


開運印鑑について
はんこの印善
手彫り開運印鑑





















小判型印鑑

印譜の保存状態があまりよくありませんが、それでも印影はきとんと残っております。

印文の「奈良市公園…」という辺りが霞んでしまっておりますが、これはカメラのピントが

合っていないだけで、印影ははっきり写っております。

撮影技術を向上させなくてはいけませんね。

小判型手彫り印鑑





開運印鑑について
はんこの印善
手彫り開運印鑑

旅館の印鑑

前記事と同じ旅館の印影です。

明治時代の印影ですので、この旅館が現存しているのかはわかりませんが

今でもご健在だったとしても、明治時代の印影ですので勘弁してもらいましょう。

その旅館さんも、明治時代に使っていた印鑑の印影を見たとしたらきっと喜んいただけると

勝手に想像し、印影を紹介させていただきます

手彫り印鑑


手彫り印鑑・明治時代

細かいところまで丁寧に彫られています。





開運印鑑について
はんこの印善
手彫り開運印鑑

プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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