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ゴム印

昭和5年の印章技術競技会の受賞作品から ~手彫りゴム印~

古くから伝わる縁起模様「鳳凰」「雲」「唐草」などが描かれた素晴らしい作品です。
約80年前の印箋なので下地の箔が浮き出てシミになってしまっているのが残念ですが
素晴らしい作品である事はおわかりいただけると思います
明治時代の完全手彫り印鑑

印章技術競技会受賞作品

昭和5年の印章技術競技会の受賞作品印譜が続きます。

今とは書風が少し異なる事がおわかりいただけますでしょうか。
完全手彫り印鑑

印章技術競技会 彫りゴム受賞作品

印章技術競技会の作品が続いて恐縮です。
今回は手彫りゴム印です。
まるで筆で書いたような筆法が絶妙に表現されている所をご覧下さい。
先人の印判師の素晴らしい作品です。
手彫りゴム印


部分拡大
手彫りゴム印


同じ印文ですが、これはゴム印ではなく木口彫刻作品です。
美しい楷書体です。
完全手彫り印鑑 楷書体


印相体とは(開運印鑑)

明治初期の印譜

明治初期に日常的に使われていた印鑑の印影帳です。
書類に押された印影ではなく記録用として押されたものですのでいい状態で残っている貴重なものです。
手彫り印鑑

ブログを書いていると読んでいただいた方から連絡をいただく事があります。
お気付きの方は多いと思いますが、私は印章業界の汚点を公開しております。
ですので、「けしからん」というお叱りの連絡と「よく書いてくれた」という嬉しい連絡があります。
大半は印章店ではなく一般の方からなのですが、ごくたまに同業者さんからご連絡をいただく事があります。

つい先日、数回挨拶をした事がある同業者さん(印章店々主)から電話をいただきました。
「いつも楽しみに見させていただいてます」と嬉しい社交辞令をいただきましたが、もう一つ
「もっとまとめて出しましょうよ」と困った事を言われてしまいました。
小出しで紹介しているのを見透かされていたようで、これには苦笑しながら言い訳をしてしまいました。


資料は限りがあります。
勝手気まま、マイペースで趣味として書いているブログですので、できれば長く続けたいのです。
という事で少しずつの紹介になりますがご理解お願いします。


手彫り印鑑
明治7年までの印譜ですので職人は江戸時代の生まれです。
朱肉も使われていますが、まだ半分は黒肉で押されたものですね。
中には緑肉で押された印影もあります。
楷書体や隷書体の印鑑は今と似ていますが、会社で使われていた印鑑や篆書体の個人印鑑は
今のものとは大きく違っているのがおわかりいただけますでしょうか。

手彫り印鑑 明治時代
太枠細篆書体で印面いっぱいに広げた字配りです。
素晴らしい手彫り印鑑です。


手彫り印鑑
今はまずこのように彫る事はありません。
でも昔情緒の感じられる素晴らしいものです。
と言ってもこの時代はごく当たり前の彫り方だったのです。


ここでちょっと宣伝を
先ほど「このブログを読んでいただいた方からたまに連絡をいただけます」と書きましたが
その中に「ブログに掲載しているような印鑑は彫っていただけるのでしょうか」という問い合わせがあります。

もちろん承らせていただいいております。
八方崩し(印相体ではなく本当の八方崩しの事です)はお引き受けしていいのか迷ってしまいますが
それ以外でしたら喜んでお引き受けさせていただきます。
(特殊な彫刻は十分な納期をいただき、お見積もりにてお引き受けさせていただきます)

よろしくお願い致します。     はんこの印善








明治初期の印譜 2

明治初期の印譜を続けます。
江戸印判師(江戸生まれ)の素晴らしい印影をご覧下さい。
手彫り印鑑
黒肉で押された印影ですが、印譜に押されたものですので状態のいいまま保存されています。
今、一般的に使われている実印と明らかに違う彫刻の書風をご覧下さい。

太枠細字(細篆書体)
太枠という事以外、篆書体も折り畳みの多い印篆が特徴です。

太枠細字(細篆書体)
ところどころ墨溜まりのような箇所がありますが、これはもちろん彫り残しではなく書風としての残しです。


文責 はんこの印善




明治初期の印譜 3

明治初期の印譜が続いておりますが、まとめて撮るのでご了承下さい。
江戸職人の手彫り印鑑
印章業界の人間として。このような古い彫刻法(書風)は大切にしていかなければならないという気持ちを
持って仕事をしております。


明治初期の手彫り印鑑
いつも似た表現ですが、こういう印鑑は今はほとんど使われていませんね。



明治時代の手彫り印鑑
「粋な京商人」という雰囲気が伝わってきそうな情緒あふれる印鑑です。



文責 はんこの印善



角印

印章資料を公開しているこのブログですが、印鑑(印章)そのものよりも印影の資料が中心となります。

印鑑はそのものも昔は情緒豊かで味わいのある物が多かったのですが、印鑑の主目的は捺印です。

やはり印鑑は印影が命です。(印影さえ良ければ印材は何でもいいという意味ではありません)

印章文化を伝える一番は印影の公開だと考え、昔の手彫り印鑑の印影を公開していきます。


それ故に古い印譜(明治時代)からの抜粋が続きます。
手彫り印鑑 角印


説明不要の素晴らしい印鑑です。
美しい隷書体と吉祥模様である雷紋がバランスよく彫られ、素晴らしい印影を演出しております。
インターネットからではわかりづらいかも知れませんが、印刷と違い朱肉で押された印影の美しさは
何ともいえないものがあります。
角印 手彫り印鑑

大きさ比較の為に今一般的に使われているサイズの印材を並べました。
上が8分(24ミリ角)下が7分(21ミリ角)の柘印材です。
迫力のある素晴らしい手彫り印鑑です。
完全手彫り印鑑 明治時代の角印



文責 はんこの印善

住所判

ゴム印ではなく木口印章(ゴム印ではなく、朱肉を付けて押す印鑑)です。

100年以上前の印影ですから個人情報云々より、「素晴らしいものを紹介させていただいてる」

と解釈いただければ幸いです。

手彫り印鑑 住所判
何故か下の部分だけピンボケ気味になってしまいましたが、実際の印影は素晴らしい状態です。

今、こういう用途のものはほとんどがゴム印が使われていますが、この時代は印章を用いるのが一般的でした・


文責 はんこの印善


明治時代の印影です
巴の印鑑というのは普通このように真っ直ぐの二極ではなく、曲線で分割されているものが
多いのですが、中にはこのよう真っ直ぐの二分割のタイプもあります。
陰陽、朱文と白文の混ざる印章で、今はほとんどありませんが明治時代は結構ありました。

小判型 巴 手彫り印鑑

小判型手彫り印鑑 巴

ミリ以下の部分まで丁寧に彫ってあるのがおわかりいただけると思います。
手彫り印鑑 小判型・巴


はんこの印善

小判型印鑑

重邉(二重枠)

手彫り印鑑を知っていただくのは、古い印影を見ていただくのが一番だと思いますので

申し訳ございませんが明治時代の印影を続けます。

二重枠の印鑑です。

これも巴同様今はほとんど彫られていません。

二重枠の手彫り印鑑
二重枠の手彫り印鑑を彫るには単に手彫りが出来るだけではダメで、技量が必要となります。

印鑑登録をする際、今は自治体によって二重枠の印鑑は受け付けられないところもあるようですので

ご確認が必要です。
手彫り印鑑(二重枠)


文責 はんこの印善

雷紋・龍紋(龍刻)

久しぶりに吉祥模様が彫られた印影の紹介です。
一度紹介した印影を再び紹介してしまわないよう、きちんと記憶しておかなければなりませんが
仮に間違って再度紹介してしまった場合は御容赦下さい。

龍刻・雷紋の手彫り印鑑

「昔の物であれば全て良し」などと言ってしまう気はありませんが、このような素晴らしい印影を見ると
文句無しに「昔の物は良かったですね」と言ってしまいます。
龍紋・龍刻・雷紋の手彫り印鑑



文責 はんこの印善

事務用途として

文才がないので、私はこのブログで何度となく「昔は」という表現を使ってしまってますが、今回も同じ表現になってしまいます。
手彫り印鑑

ご覧いただければわかると思いますが、明治中期(二十年代)に使われていた印鑑です。
今はゴム印が使われていますが、昔はこういう事にも印章が使われている事が多くありました。

雷紋龍刻

確か二つ前にも雷紋龍刻を紹介したと思いますが、今回も紹介させていただきます。

今は例外的にしか彫られていませんが、昔はごく普通に彫られていましたので、印影も多く残っております。

「龍や雷紋は吉祥模様だからこれは開運印鑑?」

むりやりこじ付ければそうなるかも知れませんが、重要な事があります。

文字が印相体ではない事です。

何度となく書いている事ですが、印相体というのは開運印鑑商法で創作された書体に過ぎないのですから

きちんとした印鑑にあるはずがありません。

この印影ひとつ見ても開運印鑑のインチキがわかります。
手彫り印鑑


ミリ以下の素晴らしい技術をご覧下さい。
龍刻雷紋の手彫り印鑑

変体仮名

変体仮名の手彫り印鑑

変体仮名の詳しい解説は、偉そうに私が説明するよりもネットで調べた方が詳しく載っていますので
省略します。
「ネットから(印鑑についての)正しい情報は得られない」と多方面で書いている私がこう書いてしまうのも
変ですが、商業サイトや個人ブログが検索上位を占めてしまうキーワードでなければ、ある程度大丈夫だと
思います。

瓢箪型の印影自体珍しいですが、今回は印材のピックアップではなくあくまでも変体仮名の紹介です。
ブログで印影判読は手間が掛かるのでしない方針でしたが、これは簡単ですので例外として
読める方が多いと思いますが印文は「うえだ」です。
瓢箪もそうですが、変体仮名も情緒豊かなものですね。
変体仮名の手彫り印鑑

こちらは「よしだ」です。
両方に写っている角印も素晴らしいものです。
手彫り印鑑の素晴らしいところは、「人が手で彫るから同じものは二つとして出来ない」という偽造防止
ではなく、本来は「職人の素晴らしさ」が印影に現れる事なのです。
これは明治時代の手彫り印鑑(印影)です。
手彫りが当たり前だった時代の情緒豊かな素晴らしい印影ですね

手彫り印鑑(変体仮名)


手彫り印鑑変体仮名
プロフィール

Author:三代目印章店主
古い手彫り印鑑の印影資料を中心に印相体撲滅に向けてマイペースで記事を書きます。

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